タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その7

2009年11月12日 | 旅行のことなど
フエを逃れて、、、、、

 タカの渡り観察のためベトナム探鳥旅行記が紹介できませんでした。渡りシーズンがオフになったのを機に再開させて頂きます。

 毎日更新、毎日ベトナムの話にはならないでしょうが、渡りのオフシーズンは探鳥旅行の話や来年に向けての話題でこのブログを更新していくつもりです。次のシーズンまで百日間冬眠することはありませんからよろしくお願いします。

くどいようですが台風接近中のフエ脱出の写真紹介から再開させて頂きます。



 ホテルの前の通りの水は増えていました。



 そこを脱出して北へ北へ、、、、

 台風は東から西へ来ていますから北に逃げれば暴風圏を抜けることが出来ます。



 左側(西側)は水田地帯のはずですがご覧のような湖が出現しています。道路冠水の直前なのですね。



 3時間以上ひたすら走り、懸命に逃げてもこの状態です。しかし、ここまで来ると空も明るくなり緊迫感はなくなりました。

 ガイドのマーさんのもとにはフエの友人から、フエは悲惨な状態になっていると言うメールが次々と入っていましたが、ここまで逃げればひと安心、マーさんもドライバー君も内心胸をなでおろしていたはずです。



 先日も紹介しましたが、この二人がハノイから10時間かけてフエに来て、フエから12時間かけてセンティまで運んでくれたドライバー君です。こうしてみると二人とも目が疲れていますね。この時点でも12~3時間の連続勤務ですから、運転していないときは助手席で仮眠していてもかなり疲れているはずです。ご苦労様、そして有難う。

 左のドライバー君にはその後3回一緒になりました。ガイドのマーさんのお母さんと出身地が同じと言うことで懇意にしているのでしょう。

 このようなハードな仕事なので若いドライバーでないと出来なかったでしょう。とにかく彼らの頑張りがあって私たちは何事も無く次の目的地に着きました。

 同じ頃スマトラで大きな地震があったと言うニュースがあったようで、仲間の娘さんから安否確認の電話が入りました。ベトナムとスマトラですから地震はまったくありませんが、日本にいる留守家族には同じように思えるのでしょう。

 「地震はまったく関係ありませんが、いま台風から逃げているところです」

 余計なこととは思いつつ、台風からの脱出をある面貴重な体験、得がたい思いで作りだと能天気なことを考えていた私たちは、面白おかしく話したことをなつかしく思い出しています。