昨日、いつも山ばかり歩くのが能ではない(?)と言うことで、山のメンバーが所属している「西国街道歴史倶楽部」の行事に相乗りさせて頂くかたちで影面の道を歩きました。
影面の道、かげとものみちと読みます。
影面の道は古代の山陽道で、大宰府と宮都をむすんでいた官道です。官道は「令」の規定によると、大路、中路、小路に区分けされていましたが、大陸交易の玄関にあたる大宰府と宮都をむすぶ「山陽道」は最も重要な幹線道路で、唯一、大路に指令されていました。
昨日歩いたのはその一部、いまの広島市佐伯区にあるコースの半分です。赤線の右上、アストラムラインの広域公園駅から左下の三和橋までです。
その三和橋の下(南)の新幹線が走っているあたりで生まれ育ったタカ長としては、文字通りのふるさと歴史散歩でしたが、ひと言で言えば知らないことばかり、教えられることの多い歴史散歩でした。
昨日は終日雨。山歩きに雨はつきものですが、昨日のようなイベントには困りものです。写真を撮るのもままならず、、、、メモを取ることなど出来ませんでした。
その官道のそばにはこのようなものがあり、歴史を感じさせますが、そのすぐ先は山陽自動車道が走っています。右の写真に見えているのは本線への進入路です。古代の山陽道と現在の山陽道が、広島県内ではほぼ一致しており、古代人の眼力の高さを感じさせます。
右の写真のあたりは峠になっており、そこからはるか安芸の宮島を望むことが出来たようです。多くの旅人がその景色にいやされ、その景色から力をもらって旅を続けたはずです。
この近くに中学校のときの同級生がいて、そのころ彼の父が持っていた空気銃を持ち出して(もちろん無断?)スズメなど撃ちに行ったものです。そのとき歩いた野山がどこなのか、まったく分かりませんでした。
言ってみればこのあたりは私の「準地元」ですから、今回歩いたコースの近くは何度も何度も行っていますが、、、、、
そのほとんどは通過地点で、この臼山八幡宮など今回が初めてでした。思った以上に立派なお宮で、
このような木もありました。
このコースはさすが古代の国道一号線です。当時からの歴史を感じる遺跡がたくさんありました。私にとってほとんどすべてが初めて見るものでした。
このモチズキザクラも近在では有名なサクラですが、近くに車を置くところがなくて行ったことがありませんでした。このサクラを見たのは遠くを車を走らせながらです。
歩けば歴史が見えてくる、と言うのは講師の先生の口癖のようでしたが、たしかに歩かないといろいろなものは見えません。いまは車社会で、タカ長もこのあたりを頻繁に走っていますが、その車道のすぐそば、ところによってはわずか十数メートルしか離れていないところに、車からは見ることの出来ない、まったく違った風景があることにあらためて驚きました。
車社会の便利さを享受するかわりに、私たちは実に多くのことを失っているのですね。
私たちは歴史の専門家ではありませんから、そのところそのところで見られる山が山城跡であることも、社寺の言われも知りません。しかし、そこを歩いてゆけば、車を運転しながら見る平面的な風景とは違った、濃淡のある風景を感じることは出来ます。
時には車を下りて、歩いてみることも必要ですね。このイベント、来月もあるので是非参加してみたいと思っています。
影面の道、かげとものみちと読みます。
影面の道は古代の山陽道で、大宰府と宮都をむすんでいた官道です。官道は「令」の規定によると、大路、中路、小路に区分けされていましたが、大陸交易の玄関にあたる大宰府と宮都をむすぶ「山陽道」は最も重要な幹線道路で、唯一、大路に指令されていました。
昨日歩いたのはその一部、いまの広島市佐伯区にあるコースの半分です。赤線の右上、アストラムラインの広域公園駅から左下の三和橋までです。
その三和橋の下(南)の新幹線が走っているあたりで生まれ育ったタカ長としては、文字通りのふるさと歴史散歩でしたが、ひと言で言えば知らないことばかり、教えられることの多い歴史散歩でした。
昨日は終日雨。山歩きに雨はつきものですが、昨日のようなイベントには困りものです。写真を撮るのもままならず、、、、メモを取ることなど出来ませんでした。
その官道のそばにはこのようなものがあり、歴史を感じさせますが、そのすぐ先は山陽自動車道が走っています。右の写真に見えているのは本線への進入路です。古代の山陽道と現在の山陽道が、広島県内ではほぼ一致しており、古代人の眼力の高さを感じさせます。
右の写真のあたりは峠になっており、そこからはるか安芸の宮島を望むことが出来たようです。多くの旅人がその景色にいやされ、その景色から力をもらって旅を続けたはずです。
この近くに中学校のときの同級生がいて、そのころ彼の父が持っていた空気銃を持ち出して(もちろん無断?)スズメなど撃ちに行ったものです。そのとき歩いた野山がどこなのか、まったく分かりませんでした。
言ってみればこのあたりは私の「準地元」ですから、今回歩いたコースの近くは何度も何度も行っていますが、、、、、
そのほとんどは通過地点で、この臼山八幡宮など今回が初めてでした。思った以上に立派なお宮で、
このような木もありました。
このコースはさすが古代の国道一号線です。当時からの歴史を感じる遺跡がたくさんありました。私にとってほとんどすべてが初めて見るものでした。
このモチズキザクラも近在では有名なサクラですが、近くに車を置くところがなくて行ったことがありませんでした。このサクラを見たのは遠くを車を走らせながらです。
歩けば歴史が見えてくる、と言うのは講師の先生の口癖のようでしたが、たしかに歩かないといろいろなものは見えません。いまは車社会で、タカ長もこのあたりを頻繁に走っていますが、その車道のすぐそば、ところによってはわずか十数メートルしか離れていないところに、車からは見ることの出来ない、まったく違った風景があることにあらためて驚きました。
車社会の便利さを享受するかわりに、私たちは実に多くのことを失っているのですね。
私たちは歴史の専門家ではありませんから、そのところそのところで見られる山が山城跡であることも、社寺の言われも知りません。しかし、そこを歩いてゆけば、車を運転しながら見る平面的な風景とは違った、濃淡のある風景を感じることは出来ます。
時には車を下りて、歩いてみることも必要ですね。このイベント、来月もあるので是非参加してみたいと思っています。