タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

角島ぐらし(5)

2017年04月25日 | タカの渡り
タカ長たちが角島で渡り観察を始めたころは、角島大橋のそばの駐車場が生活の拠点でした。

と言えばそれらしく聞こえるのかも分かりませんが、要するに「路上生活者」みたいなものでした。

そのために近隣の人とトラブルを起こしたことはありませんが、いかがわしいグループだと思われたことは確かです。

実際、、、、警官に職務尋問された仲間もいます。

その仲間は翌年観察を始める前に、駐在所に挨拶に行きました。

今でも角島の人は、自分たちの島の空を数多くのハイタカが渡っていることをご存知ない、と言っても大きな間違いではない状態です。

その理由の一つは、角島を渡るタカは朝の早い時間に集中しているからです。

角島から海を渡って行くタカは夜明けと同時に渡り始めるので、一般の人の目につきにくいのです。

本当のところは、昼間飛んだとしても、関心のないものは目にはいらないのですが、、、、、。

    

そのため時には5時半から観察を始めても、、、、今朝は朝寝坊した、、、、と言うようなことがあります。

しかし、このように夜明け前から空を見ているのが角島ぐらしのすべてではありません。

最近、関門地区の仲間たちが角島での観察を継続しているのですが、、、、、

その仲間たちとつきあうようになると、、、、、

    

観察地に七輪を持ち込んで、炭火焼のBBQを楽しむのが恒例化してきました。

もちろん今回も、、、、です。要するに彼らは遊び好きなのです。

    

今年は少し奮発して(?)高級な和牛肉が網にのりました。1.5㎏の肉があっという間に皆の胃袋へ消えて行きました。

その他にもいろいろなものがあったのですが、それらは早朝からの観察を終えたあと、下関までひきかえして準備されたものです。

タカ長は何もしないで準備が出来るのを待つだけです。お客様気分でいればよいのですから有難いことです。

    

それだけはありません。

最近は角島でただ一つの旅館に泊まり、このような、豪華な夕食をかこむことが恒例化してきました。

もちろん、1泊だけですが、それはそれは楽しいものです。

    

このような食事の前後には皆でタカ談義に花を咲かせています。

今年は夜の12時ころまで話しこんだ仲間もいたようですが、、、、翌朝は5時出発ですから、、、、

そのようなことは出来なくなりました。タカ長は早めに失礼、、、、ということにしました。

    

今年は2泊3日の角島行きだったので、夕陽を見るチャンスが一度しかありませんでした。

ご覧のようにこの時間は沖合に雲があり、夕陽らしい夕日を見ることが出来ませんでした。それが唯一の心残り???

そういえば今年は何とか流星群と時期が重なったようですが、朝の早い私たちは空を見ながら夜明かしすることは出来ません。

当たり前のことですが、何もかもすることは出来ませんね。