タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

自主トレ開始?

2017年08月30日 | タカの渡り
渡素人君(渡哲也ではありませんよ)を連れて、山口県の室津半島にある皇座山に行って来ました。

一応の目的は渡り観察です。

タカの渡りを見る人でもご存知ない人が多いと思われますが、8月の下旬になると室津半島から九州の国東半島に向けてサシバが渡って行くのです。

そのサシバを見るのが目的ですが、、、、この渡りはマイナーなもので、多くの渡りは期待できません。

タカ長の記憶にあるのは最大で一日50羽くらい。外れたら一日で1羽とか2羽の世界です。

言ってみれば穴狙いの渡り観察ですが、、、、、今日は9羽の渡りを見ましたから、、、、ハズレともアタリとも言えない渡り観察と言えそうです。

この時期から渡りを見る人は全国的に見ても少ないですから、その意味では「一足先の観察」と言うことで自己満足できました。

    

と言っても皇座山には10年以上行っていませんから、本当に、本当に久しぶりの観察です。

案内の看板もこのように朽ちてしまし、、、、展望園地の東屋も古びて、、、10年の時の流れを感じました。

    

朝は曇りで風景写真が撮れるような天気ではありませんでした。

雲も低くて、、、、帆翔して高度を上げたサシバが雲の中に隠れることもありました。

そのため、午後天気が回復してから展望園地の写真を撮りました。

    

駐車場とトイレのあるこちらが飛来方向です。

皇座山の山頂もこちらですが、特に目立った山頂ではありません。

    

こちらが飛去方向です。その先に国東半島がありますが、今日はクリアな天気ではなかったので、あの先にある2階建ての展望台に上がっても見ることは出来なかったはずです。

あの屋根の下で4時間半くらい観察しました。

その結果サシバの渡り9羽、、、、と言うことです。

    

    

いずれも高くて、雲が低かった午前は、高度を上げたサシバが雲の中に消えることもありました。

その他のタカでは、、、、、、

    

    

ディスプレイフライトをする、渡り不明のハチクマが1羽、、、、西へ飛んだりひき返してきたリ、、、、、

他にはミサゴ、ハヤブサを見ることが出来ました。

渡りゼロでも仕方ない、マイナーな観察ですから、これだけ見ることが出来て満足しました。

    

渡りの秋は間もなく開始です。

それを前に渡り観察が出来て、、、、、証拠写真の撮影が出来たのですから、、、、

今日は実りある事前準備、、、、人さまより一足早い自主トレになったようです。