タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

古い登山者は

2018年06月18日 | 山歩きから
新潟県のほうで遭難騒ぎがあったようです。

パーティーの一人が体調不良になり、警察のヘリで救出してもらい、残りの8名の登山者はその対応のため時間を取られ、、、

夜道を下山するのは危険と判断してビバーク、今朝自力で下山したようです。

報道で見るかぎら何の問題もないようにタカ長には思えるのですが、それにしては大騒ぎでは?

いま大阪方面で地震があり、この報道も冷めるでしょうが、釈然としないタカ長です。

タカ長と親交のあった某登山家が遭難騒ぎを起こしたとき、彼が有名人であったために現場は大騒ぎ、、、、

そのため彼は言いたいことも言えない状態になりました。

その件が一段落したあと、タカ長と二人だけで話したとき、、、、

あれは遭難事故ではない、予定通りの登山が出来なかっただけ、、、、、と言っていました。

登山が予定通り出来ないことはよくあること、、、、、とも言っていました。

でも、そのようなことを報道関係者の前で行ったら大変なことになります。有名税と言ってしまえばそれまでですが、、、

彼のボヤキを聞いたことも今では懐かしい想い出になりました。

新潟県の遭難騒ぎについては何も知らないのでコメントは控えますが、、、、、ミソもくそも一緒にされたら困る、、、、と彼らが心の中で言っているような気もします。

    

さて、今日の話題です。

6月16日の記事で古くからの登山者の自慢話とも聞こえそうなことを書きました。

若いころの、感性が豊かなころに教えられたことは身につきやすいことは確かだと思います。

しかし、そのころ身につけたこともいいことばかりではありません。

悪いことを身につけ、、、、その被害(?)に今もって苦しんでいる、というようなことがあります。

その第1が給水の問題です。

    

登山に限ったことではありませんが、そのころは運動中は水を飲まないように指導されていました。

何も知らないタカ長はその指導に従い、、、、、今になって思えばゾッとするような経験を何度かしています。

水を極力飲まないでロングコースを歩き、、、、あれは血尿ではなかったかと思われるような濃い尿をちょろちょろ出して最終バスに乗りこんだこともあります。

若いころだったから大事に至りませんでしたが、この歳になってこのようなことをしたら間違いなくあの世行きですね。

            

最近のように、、、、やれ熱中症だ、、、、やれ水を飲め、、、、と言われる世の中になると、、、、、

あの頃のような登山者はいませんし、タカ長も登山中の給水には十分注意しているつもりです。

行動中はニュージーランドで買った750㎖入りのペットボトルに入れたスポーツドリンクを頻繁に飲み、、、、

もちろん、ザックのサイドポケットにもドリンク、ザックの中にもドリンク、、、、

そのような登山をしています。

    

そのためタカ長のスタイルはご覧の通り。

ペットボトルにポシェットにカメラ、それらを首にかけて歩くとまるで「広島〇〇」のよう、、、、と仲間から揶揄されています。

そのようにして登山中の給水には気をつけているつもりですが、、、、、

    

下山してその日の消費量を見ると、あまり飲んでいないような気がするときもあります。

思いのほか疲れた時は、給水が足りなかったのではないかと反省することもあります。

そのようなことになるのは若い時に「運動中に水を飲んではいけない」と叩き込まれた影響ではないかと思われるのです。

頭では分かっていてもその通りに出来ない、、、、、若いころに叩き込まれたことはそれほどの影響力があるのです。

このことは古くからの登山者の負の部分だと思われます。