イタリア・ローマの有名な 「ぼったくり」 レストラン。
最近、日本人観光客のカップルがランチ代として9万円(700ユーロ)を請求されトラブルになった。 このレストランはナボーナ広場にある「パセット」という。1860年創業で、世界のスターが集まるレストランだという。故チャプリン、故グレース・ケリー、今はハリソン・フォードやレオナルド・ディカプリオらで、日本の旅行ガイドでも紹介されている。
さて、まず同じ日本人として日本人に厳しく言う。 まずメニューを見たはずだが、大雑把にでも値段を把握しておいたのか。 請求書を見た時点で、おかしいと思ったのなら、クレジットカードで払わずに、その場でテーブル付きのウエイターとチェックをしなければならない。そこで納得すれば払う。納得できなければ支払う前に、ローマ観光当局のクレーム受付に訴えるか、今回したようにポリスに相談すべきだ。 そして大人であるなら、イタリア語でなくても、中学英語か英単語で充分だから英語でクレームをつける。どうせ相手もイタ公だ(失礼)。とにかく納得しなければ金は払わない。 出るところに出るという姿勢だ。 但し、平和的に(少し脅かしても)、紳士的に(少しべらんめェになっても)、交渉すれば物事はうまく行く。それからチップが勝手にと言うが、日本人はチップを払わないからトラブルになる。イタリアを含むヨーロッパは、ウエイターがテーブルを何卓か持っていて、客のチップによって生計を立てているのだ。それは日本とは全く違う給与システムであるから、誤解のないように。
このローマ事件は、今年の6月19日、ランチを楽しんだ日本人カップルが支払いを済ませようとしたところ、ウエイターが持ってきた勘定書を見てびっくり。食事代だけで7万5千円(580ユーロ)。1ケタ間違っているものと思い、クレジットカードで支払ったところ、領収書にはチップとしてさらに1万5千円(120ユーロ)が上乗せされ、合計で9万円(700ユーロ)になったという。日本人カップルはレストランに抗議したが相手にされず、ローマ警察に駆け込んだ。ローマ市当局がレストランを調べ、すぐに営業停止になったという。 しかし、店側は「カキ12個に巨大ロブスター、超高級な魚を注文したからだ」と反論しているのだが。まあ、日本人価格はどこにでもある。 特に韓国は日本人だと見ると、50%~2倍アップになるから気をつけた方がいい。
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アーノルド・シュワルツェネッガー知事。
ターミネーターは映画のシーンだけだったシュワちゃん。
深刻な金欠病になった米国カリフォルニア州は2日、納入業者などへの支払いができなくなったため、「IOU」 つまり借用証の発行を始めたという。返済の保証はなく、金融機関が換金を拒めば、ただの紙くずとなる。シュワ知事は、すでに非常事態を宣言したが、既にケツに火がついてる。カ州の赤字は260億ドル(約2兆6000億円)に達し、とりあえず33億ドル(約3300億円)分の借用証を印刷する。金利は3・75%。本格的なIOUの発行は1930年代の大恐慌以来だという。
さてさて、2.6兆円の赤字というのは大阪府の借金5兆円、宮崎県0.9兆円、国の借金950兆円から見ると、たいしたことはないと思えるが。まあトヨタあたりに泣きつけば、トヨタなら即金でカ州の2.6兆円出せると思うが。ディールの条件は、カ州内でトヨタ車のみの販売を認めるとか、カ州の土地を押さえ日本領土にするとか、色々相談には乗れる。
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輿石東。
民主党の参院議員会長は4日、総理問責決議について、「都議選の結果を見て出すかも。 麻生さんに解散してもらい、政権交代を迎えたい」 と述べた。 しかし、問責決議が自民党内の麻生降ろしに結びつき、自民党の看板を変えることになるなら、問責を出さないという。この輿石という人、古賀誠と同じ雰囲気を持ち、似たような顔をしているが、旧社会党出身で、日教組が基盤だという。 こういう化石のような政治屋は消え去るのみだ。 問責というのは、政党間の政争に使われるのは当然としても、今出すのはセンスが悪い。大義名分がない。 過去において出すタイミングは、2兆円の定額給付金反対の場面であり、そして本予算成立後の4月に2009年度補正を上程したシーンだった。 本予算が成立した直後に14兆円の補正を出すなど、麻生内閣は狂っている。補正を出すなら秋の臨時国会だ。 かつて170議席近くまで衆院で議席を獲得した社会党が滅んだ理由は、革新を標榜しながら、本当はミニ自民党であったからだ。 つまり良いところも悪いところも自民党を小ぶりにした政党であったというのが、社会党の本質であり、社会主義の労働貴族階級ではなかったのか。
(ムラマサ、低く口笛を吹く)