麻生太郎。
この男の顔を見る度に、何かイライラ感が胸に募る。腹の中と言う事が真逆だから、顔付きが悪くなる。指名手配の人相書きに出てくるような悪相。最近はとみに頬に翳りが差し、ひん曲がった口と相俟って、与太者の酷薄さすら感じさせる我が国の総理大臣。
★自民党。
腐っても鯛とはよく言うが、自民党の場合、腐臭を放つだけだ。両院総会ではなく、懇談会を開くという。致命的なミスを、またしても麻生は犯してしまった。麻生の取り巻きに知恵者がいない。総会を要求した議員の数を精査したら数が足りないとか、虚偽署名だとか言い始めるのは見苦しい。正確な数の問題ではなく、三分の一にもなる選良が総会を要求しているのだから、開くのは当然だ。そういう自民党のエネルギーを無理に押さえ込んでも、何も良いことはない。しかも今回は麻生自ら、複数の代議士に署名を取り下げるように恫喝したと聞こえてくる。 口では総会を開くとか、逃げないとか言っても、この人の場合、言う事とやる事が正反対だから、ボロが続々出てくる。政治というものは党利党略はあっていい。また権謀術数もあるだろう。しかし、国家経営の舵取りをやっている以上、私利私欲に走り、虚偽と策謀の政治は国を誤る。
★若林正俊の言い草は「総会を開く為の128人には満たない状況だと判断した」から総会を開かぬと細田と共に言い張った。状況ではなく、数の確認だから、若林は足し算が出来ないということか。細田も若林も東大法卒、経産省と農水省のキャリア官僚出。官僚の誤魔化しと、俺が法律だとする赤門帝国の傲慢な姿をよく現している。
★21日午前11時半からの自民党懇談会。
11時半開催などと姑息な手段だ。そして非公開で行いメディアは入れない。反麻生グループからの批判を恐れて非公開にするのだという。そういうことをやると、再現ドラマを作られ、麻生と自民党の印象はもっと悪くなる。
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オウム真理教、早川紀代秀(60歳)。
1989年に起きた坂本堤弁護士一家を複数の信者で襲い、親子3人を殺害したオウム真理教の幹部だった早川紀代秀。幼い我が子を殺される時、母親は泣いて殺さぬように哀願したが、早川らは冷たく無視して首を絞めて殺した。その判決が昨日、最高裁であり死刑が確定した。坂本事件から20年、霞ヶ関サリン事件から14年が経ち、ようやく死刑確定とは司法の堕落と怠慢を意味する。この早川は、麻原彰晃の実力テロ部隊の長であり、内部粛清やテロ実行に関わった。そして分かっているだけで、早川は北朝鮮へ10数回に渡って入国している。つまり端的に言えば、オウム真理教事件は、北朝鮮による日本転覆計画の一環であったと見るのが正しい。さて、坂本弁護士一家は、長野の山中に埋められていたのだが、多数の警察を投入し、掘り返し作業をやっても発見できず、警察に焦りが生じた時、それをテレビで見ていた霊感師が、そこから近い場所を掘るように教えたところ、その地中から発見されたという逸話が残っている。しかしそれから遡って、オウムの内部密告により同じ場所に埋められたという情報があり、当時警察は捜したのだが見つからなかった。その際に発見していれば、その後のサリン事件は発生しなかった。つまり警察と公安の致命的な失敗があった。さて、人を人とも思わぬヤカラは、千年、地獄の業火に焼かれる。
(ムラマサ、鋭く斬る)