麻生太郎。
イタリアサミットが行なわれるラクイラという田舎町は、今年の4月に大地震が発生し、300人が死亡した被災地だ。 まだテント生活をしている人達が多い。そういう場所でサミットを開くのは復興を支援する為だという。 元々は地中海を見渡す瀟洒な場所でエレガントにやる計画だったが、急遽変更した。 それに対して米国は安全上の問題で反対を述べたが、イタリアは譲歩しなかった。それが為に、オバマはラクイラの地に宿泊することはせず、イタリアの米軍基地からヘリで通うことになった。
さて、麻生の居場所はサミットであるのか。そこが問題だ。外国首脳は麻生を既に 「レイムダック」 と見ている。そういうレイムダック総理にまともな話をするだろうか。この事は本ページで長い間指摘してきたが、ついに自民党は麻生をイタリアへ行かせてしまった。自民党内では「麻生の卒業旅行」などと言っているが、「恥さらし旅行」ではないのか。麻生と外国首脳との個別会談は、今のところイタリア首相とロシアのメド大統領だけだ。 肝心のオバマとは調整中というアナウンスがされるが、サミットは昨日今日、急に決まった訳ではあるまい。またフランス、英国、独との首脳会談も決定されていない。 これらの国と首脳会談が出来なくて何の為にサミットへ行ったのか。また拡大会合に出席する中国の胡錦濤との会談も調整中だそうな。これを日本外交の失敗という。 さて、麻生は都議選前日の11日夜に帰国する。 一方、反麻生Gは都議選後に麻生を引き摺り降ろすと腹を決めたそうな。
★北方4島のビザなし交流。
ロシアから日本サイドに、択捉島訪問を拒否するという文書が届いた。麻生外交の失敗の連続。
★そのまんま東。
先日書いたが、ビートたけしは物を見ている。 「お笑いとかタレントは太鼓もちだ。 そうでなければ権力に揉みくちゃにされて捨てられる」。 かつての青島幸男、横山ノック、立川談志、大仁田厚、大松監督。
昨日、東は古賀と話し合いを持った。苦虫を3匹ほど口に入れた古賀誠は「総裁候補? そんなことありえない」、「知事会のマニュフェスト? 意見交換はしたが」。対して東は「総裁候補も、マニフェストも、自民党さんが検討中ということだそうです」。
さてさて、東に教えてあげるが、自民党内は99%、東を毛嫌いしている。 幹部連中は東と手を切れと古賀を突き上げていると聞こえてくる。
★
韓国。
「韓国が最も厳しい時に外貨を融通してくれたのは、米国、中国、日本の中で日本が一番最後だった」。韓国のナントカ財政部長官は6日、このように述べ「世界第2位の経済大国なのに、日本は出し惜しみをしている」と日本を批判したそうな。この上から目線はどうにかならないのか。言ってみれば、日本から金を借りようとして、金を貸すのが遅いと韓国朝鮮人から言われる筋合いはない。昨年9月、リーマンショックで、韓国は通貨スワップを日本、米国に求めてきた。つまり日米に金を貸してくれというお願いなのだが、日本に対し3兆円の保証を求めてきた。それが遅いといって日本に対して「日本は頼りにならない」と言うのだから、韓国朝鮮人というのは態度が悪い。
この際、韓国朝鮮人を躾し直す。 そして、「3兆円のスワップ期限が切れる今年の10月に、延長を協議したい」と勝手なことを言うが、日本は韓国との通貨スワップなどやりたくないのだ。韓国が泣きついてくるから「やって上げただけの話」で、延長など日本にとっては何の利益もない。 また、日韓自由貿易協定(FTA)に関して 「日本がもう少し譲歩し、配慮すれば早く締結できるのではないか」と勝手なことを言うが、この配慮というのは、韓国製品に対して日本は関税をかけない。しかし韓国は日本製品に関税をかけるというのだから、それはFTAではない。韓国朝鮮人というのは箸にも棒にもかからぬ、パンツをはいた豚ということか。
★
関空。
過日、橋下徹が、「関空は倒産する会社」と言ったのは記憶に新しい。そんな関空に大阪の税金をかけて護岸工事などできないと国交省の要請を断わったことがあった。
さて2009年6月の株主総会で、村山敦社長(71)が相談役に退き、後任社長にパナソニック副社長の福島伸一(60)がなった。村山さんもパナソニック出身で、関空は2代続けて旧松下から社長になった。しかし今回の人事は、国交省OBの天下り復活を意味する。現在の宮本会長(77)が相談役に退き、後任の会長に元国土交通事務次官で関西電力顧問の岩村敬(64)が就任した。70歳台の相談役が2人も誕生した院政。
1994年開港の関空建設の費用は、1兆5千億円。 しかし、その返済は遅々として進まず、2008年度でまだ1兆1175億円も借金が残っている。 関空がこの有利子負債を抱える限り、アジアのライバル空港とは勝負ができない。関空の着陸料は、1回で57万円。成田空港と中部国際空港の45万円に比べても高く、韓国・仁川の17万円、上海の18万円とは大きな開きになっている。このままでは永久に借金の返済に追われ続けるしかなく、国際ハブ空港としての未来は無いと言っても過言ではない。関空は財務省から毎年90億円の補助金を受けているが、村山社長は政府に9000億円の資金援助を求めてきた。約1兆1000億円の負債のうち、国が9000億円を穴埋めすることで、着陸料を引き下げることが狙いだったという。 しかし、補正補正と麻生は言ったが、実際は国の支援は実現せず、国際ハブ空港の実現は夢となっている。
さて昨日、日航と全日空は、関西空港を発着する路線を、今秋から更に減らすという。利用が少なく採算がとれない。日航は中国・大連と杭州線を廃止。全日空も減らす。今回の減便で関空は崖っぷちに立つ。
(ムラマサ、鋭く斬る)