なぜ麻生太郎は、ここまで解散を延ばしに延ばしたのか。
一つは世界のエリート・クラブであるイタリアサミットへ這ってでも行きたいという私欲、もう一つ核心的には、麻生企業に対する支援であった。二次補正、本予算、補正と大借金を作りながら、その大方を公共事業に金をつぎ込んだのは、公共事業を生命線とする麻生企業を救う為であった。麻生企業は赤字経営に苦しんでいる。さらに赤門帝国との裏取引があった。財務省は、2兆円の定額給付金を払う代わりに、補正で4兆円の官僚基金を要求したのだ。 つまり倍返しの密約。 究極の利権政治の「政局より景気対策」。 しかし都議選の敗北を前もって察知した麻生は、麻生降ろしを封じ込める為に、北朝鮮船舶検査法を廃案にしてまで、解散予約なる珍妙な事をやってのけた。
解散の晩、麻生は官邸で会見を行なった。記者からの質問で 「与党が過半数を取れなかったら、その責任をどう取るのか」 と問われ、麻生は顔をひきつらせた。 その途端、曲がりなりにも総大将たる者が涙声になり、「これから戦いが始まるのに、そういう質問には答えられない」と目を険しくした。その時言うべき答えは、「潔く、退陣する」 の決意だったのだが。少女漫画じゃあるまいし、「ボク、悲しいの」 では戦いにはなるまい。
★麻生太郎。 この人は最後の最後まで私利私欲に走った。 13日に解散予約なるものを宣言し、21日に解散、公示日が翌18日、投票日が30日というのは長すぎる。法律の制限を一杯に使った空白の40日間、国家経営を不安定なものに陥れるやり方は、本当に究極の 「薄らバカ」 としか言いようがない。
★中川秀直。
最後の代議士会で、中川は最前列に座り、麻生と向き合う形になった。そして挙手をして挨拶に立った。出た言葉は「今日の麻生さんの演説は良かった。これから麻生さんと握手します」 と言い、麻生に歩み寄り握手をしたが、麻生は苦笑いを浮かべて手を素早く引き離した。 さて中川秀直は、有終の美を飾ったつもりだろうが、あれはない。それまで人心一新を叫んだ言葉はどこへ消えたのか。とんだ田舎芝居だった。 小泉さんは、「今の権力闘争は甘っちょろい」 と最後のセリフを残したそうだが、こういう田舎芝居を見せられると、中川も世襲政治家として甘い。世襲のお人好しが、中国、韓国、北朝鮮、ロシアという非情国家とまともに対峙できるのか、甚だ疑問だ。
★小泉チルドレン。
チルドレンが雪崩を打って自民党を離党している。 彼らに共通する言葉は、「小泉自民党と、麻生自民党は別の政党のようだ。小泉、安倍の頃までは、政府系金融機関や独法改革、公務員改革に熱心で、改革姿勢が明確だった。しかし、その後、百年に一度の経済危機を理由にした大盤ぶるまい、バラマキ体質が復活してしまった。古い利権政治が復活し、公共事業バラマキ派や郵政民営化反対派が復権し、改革派は今や少数になった。改革は進むどころか、逆行している。 私には自民党内に居場所がなくなった」 。
★古賀誠。
この人、まだ自民党の選挙委員長なのかどうか、はっきりしない。 21日の懇談会では、最後に締めの雄たけびを上げていたが、麻生は辞表を受理しないというから、そのままなのだろう。まあ、どっちでもいいが、選挙の参謀総長が、やる気があるのか無いのか、自民党解散の為の解散とはうまいことを言う。
★韓国人は入国拒否。
韓国当局の発表によると、韓国から海外への旅行で、韓国 人の10人中9人は日本とアメリカで入国が拒否されているという。つまり90%が入国拒否にあう。そして、今年1~6月の海外の入国審査で入国を拒否された韓国人は1217人、この内63%の768人が日本で入国を拒否され、韓国へ強制送還された。 拒否理由は入国の目的が不明だとして、1039人(85%)で圧倒的に多かった。 そして面白い理由は、審査時の態度が悪いなども入国拒否の対象になったという。
人気ブログ 「ご隠居のこりあうおっちんぐ」 によると、昨年の洞爺湖サミットで入国しようとした韓国 労組幹部が、日本の入管職員に暴行を働き、 逮捕されたという。
韓国という国は行儀が悪い。 そして問題の本質は、韓国から目的不明のまま日本に来る旅行者というのは若い韓国女性なのだが、その目的は韓国クラブでホステスをやるか、ソープランドや韓国売春組織で売春をやる為に来日する。韓国は大量の売春婦を、あの手この手で、日本へ輸出しているということだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)