武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

小鳩愛の秘密

2009年11月30日 | 人間の欲望

昨日の田原のサンプロ。       
事業仕分けの元締め、仙谷が出た。

事業仕分けの評判が、批判より大幅に勝ったので、ホクホク顔だった。また客観的に見て、今の黒鳩内閣を支えているのは、この事業仕分けであったことは間違いない。本ページも事業仕分けを評価する。
しかし官僚も反撃に出た。スパコン、科学技術予算、教育予算に対するカットを逆手に取り、ノーベル賞科学者をゾロリと揃え、官邸で黒鳩に抗議させたのは、なるほど官僚のうまいデモだった。つまり正義と正義を戦わせ、その漁夫の利をかっさらうという手口だ。
ノーベル賞科学者たちは、国からベリーグッドな待遇を受けている。それはそれで当然であり、本ページは、それを批判しない。誰も神ではないし、ワールドクラスとして日本の頭脳が認められたことは素直にうれしい。
しかし問題は、高額の科学技術予算をつけても、末端の研究者に回るのは、予算の10%にしか過ぎないのだ。つまり90%が、公益法人の管理費に消えている。理事長と理事の高額年収もそうだが、天下り官僚を養う為に、運転手付き高級ハイヤー、都心高級ビルの個室、美人秘書付き、仕事はお茶を飲んで新聞を読むだけ、夜は銀座の高級鮨店、高級クラブに御精勤。もちろんこれらは経費で落とす。
そういう官僚帝国の天下りに我々の税金が、開けっ放しの蛇口から垂れ流されていく。その腐敗の沼の泥掃除をやるというのが、事業仕分けの本質なのだ。
★黒鳩と仙谷。
さて、ホクホク顔の仙谷の目が暗く鈍った瞬間があった。
田原が話題を変え、鳩山さんの「偽装献金」について仙谷さんの意見を聞きたい、弁護士として、貴方ならどう思うのかと聞かれた瞬間だった。
分かっているだけで、9億円もの金が母親から鳩山さんへ流れたとされる。献金寄付なら年間150万円ルールから大きく逸脱している。贈与なら税金がかかる。貸付金だと弁解しても、長年に渡って元利とも返済していない、借用書も無い。そして動かぬ証拠として、政治資金報告書に借入金は無いと明記している。
だとすると、これは贈与としか考えられない。その贈与税は9億円に対して約4億5千万円になる。つまり脱税ではないのか。最近でも7200万円の株式売却益を申告しなかった。庶民が7200万円もの収入を得て、税務申告しなかったら、脱税で逮捕すらある。
さて、弁護士としての見解は、と田原に聞かれた仙谷、心の動揺を抑えようと、内心は必死ではなかったか。仙谷は重苦しい雰囲気で、きれいごとを口から吐いただけで、説得力のある説明は何ひとつなかった。そして何よりも、仙谷大臣の顔がドス黒く変わり、血流が澱み、目の光が鈍ったことが、事の深刻さを雄弁に物語ったのではなかったか。
★六幸商会の
小野寺重穂。
さて、㈱六幸商会というのは鳩山一族の資産管理を行なっている会社だが、5年で9億円、10年で18億円にもなろうかという母親・安子さんの資産1500万円を毎月、鳩山由紀夫に注ぎ込んでいたという。年間18千万円になる。これは、かなり「やばい」橋を渡ったことになる。いくら政治に金がかかるといっても、後で発覚すれば「脱税」と「寄付金の上限違反」になる。このことは、母親も、由紀夫も、幹部秘書も、そして小野寺社長も、皆が十二分に理解していたはずだ。特に小野寺社長は、資産管理の責任者として違法行為は許されないこと、特に政治資金規正法違反、生前贈与の脱税という危ない橋は渡らないという事は基本中の基本になる。小野寺社長の弁明は、金が出た後の行方は知らないとシラを切っているが、実務的には厳しく管理していたはず、と見るのが当然。
しかし、このような大きなリスクを負ってまで、危ない橋を渡った理由が、今ひとつ分からない。税務のマルサは金の「入」と「出」を調べる。その辻褄が合わなければ、資産隠しを疑う。しかも1500万円の大金を毎月、鳩山由紀夫に渡していたとなれば、マルサは必ず動く。それがバレなかったカラクリは何んだろうか。国税と総務省は知っていて頬かむりをしていたのか。それとも巧妙なトリックを忍ばせてマルサをだましていたのか。
しかし、ある仮定をすれば、例えば母親からの「異常な出金」が元々なかったとすれば、マルサも摘発しようがないし、六幸商会もちゃんと管理をしていたということになる。
だとすると毎月の1500万円はどこから入って来たのか。母親ルートではなく、別ルートであったとすれば、パズルの謎が解けてくるのだ。
つまり毎月1500万円を鳩山の懐に入れる必要があった。第三のルートからの政治献金。その裏献金の本当の顔は誰なのか。
政治資金規正法の第22条は次のように謳っている。
「外国人、外国団体から寄付を受けてはならない」。もしアリラン献金だったとすれば、30兆円産業ともいわれるパチンコ献金だったとすれば、韓国朝鮮のような外国勢力からの資金提供だったとすれば、そのパズルはピッタリ当てはまるのだ。そして、そのスキャンダル火山は永田町で大噴火することになる。
果たして今やヒール役に変身した小鳩愛の「おしおき反撃」があるのかどうか。東京の師走は、にわかに風雲急を告げてきた。

 

菅直人
菅直人、最近大人しいと思ったら、小鳩愛と同じように金銭スキャンダルが暴露された。名付けて、「直人と小鳩愛のスキャンダラスな関係」。

菅直人の後援会、「草志会」が、支持者から集めた年2万円の「後援会費」を「寄付」として処理し、税額控除の書類を貰っていた。

政治資金規正法は後援会費の税控除を認めておらず、多額の税金が不正に還付されたのではないか。
草志会は後援会であると言いながら、政治資金報告書では後援会員数が毎年ゼロになっており、事実上の寄付金偽装であり虚偽記載になる。
草志会
は5年間に、個人から計6千万円にのぼる寄付を集めたと報告し、このうち1246人分の4224万円について「寄付金控除証明書」の交付を受けた。だが、献金したとされる複数の支持者は、「草志会の会費として納入した。証明書が来たので控除も受けた」と証言。本来は控除を受けられない会費について、不当に控除証明書を取得していたことになる。

菅直人のサイトによると、草志会は、全国規模の後援会組織であり、1口2万円の会費を募り、会報の定期発行を行っているという。
一方では会費と言い、一方では寄付金と言う、目的によって使い分ける。その税還付は我々の税金なのだ。つまり菅直人は、一人に付き2万円を懐に入れ、税還付は他の国民に押し付けるという裏技を使っている。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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