★野田民主党と谷垣自民党。
2月の本予算審議に入ってから、民主党が自民党に急接近していることに、「やはり」という、いつか見たような既視感に囚われる。
「敵の敵は友」、あるいは「抑圧された者は、より圧制の側につく」という人間存在のアイロニーに突き当たるのか、民主党という出口のないラビリンスよ。
一方の自民党からすれば、擦り寄ってくる民主党は、ある意味、可愛げにも思えるが、その現実を見てみれば、民主党の着ているマニフェスト装束は雨に打たれてボロボロ、腰に差している立派な太刀は何と竹光というイカサマ。背後に回って見てみれば、尻をからげた山賊の素性がバレバレ。
しかし、辛うじて詐欺師張りに口先だけは回る。これではヤルヤル詐欺には使えるが、人心を収攬するには、とても無理というもの。
だからどうする、と問われても、田んぼのカカシの隣に一緒に立たせ、声の出ないカカシの代わりに、念仏のような言葉を吐かせながら、カラスを追い払うことしか能はあるまい。
★巨人。
今季開幕戦となる3・30の東京ドーム・ヤクルト戦で、AKB48が国歌・君が代を歌うという。AKBのマエアツは、「巨人の開幕戦という大舞台で、国歌斉唱の大役に身が引き締まる思いです」。
もうチケットは無理かな。だったらテレビ観戦だな。
★義援金。
岩手県のある被災地、まもなく1年が経とうとしているのに、1円の義援金も住民に分配されていないという。役所の役人が言うには、「忙しくて、そこまで出来ない」とな。
それを聞いて、日本赤十字に集まった数千億円の義援金の分配はどうなったのか、気になった。
3・11から半年も過ぎて、日本赤十字は義援金の分配をほとんど行っていなかったことがバレて、世間の非難を集めたが、赤十字はカネだけ集めて、懐に溜めているのではないのか。赤十字の仕事というのは、献血をタダで集めて、病院に高値で売っている売血産業だからなあ。
★ガレキ処理。
放射能を全国にばらまいて、日本壊滅作戦を始動し始めた、野田民主党。
カネで自治体を釣り上げ、日本を放射能漬けにするということか。静岡島田市の市長・桜井勝郎は産廃業者の社長だそうだが、島田市で放射能ガレキを燃やしたら、静岡茶は駄目になる。それとも補助金漬けて、黙らせるということか。そんなことをしても放射能はきっちり測定させて貰います。
一方の被災地、宮城県や岩手県では、ガレキの広域処理を望んでいないという。
陸前高田市長は地元にガレキ処理プラントを建設し、地元で雇用を増やしたいと申請したが国から無視され怒っているのだという。ガレキ処理など被災地元か、あるいは福島原発第一と第二の広大な敷地でやればいい。
福島第一の敷地の広さは、東京ドームの74個分です。第二を合わせると、その倍。
★障害者自立支援法。
裁判所による和解で支援法廃止が合意文書に明記されたのだが、民主党は廃止を見送るという。民主党は政権を取ったら、「支援法は廃止」とマニフェストに謳ったが、これもマニフェスト違反ですね。
さて、都内三鷹市で障害者の娘が原告だった母親は、「和解後に鳩山由紀夫首相が腰をかがめ、障害を持つ娘に(新しい法律を作りましょう)と言った姿が忘れられない。まさか民主党が約束を破るとは」。
いやいや、民主党の、いつものヤルヤル詐欺です。お母さんも騙されましたね。
★経産省・原子力保安院。
福島原発の事故が発生してから1週間後、保安院は、1~3号機で「メルトダウン、炉心はすでに溶融している」と、分析していたという。
嘘と隠蔽の保安院だな。
あの西山英彦さん、今頃、何をしているやら。ホテル・オークラには行っていないのかな。
★東京電力と株主代表訴訟。
42人の東電株主「脱原発・東電株主運動」のメンバーが3月5日、現・元取締役27人を相手取り、5兆5045億円の損害賠償を求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。原告団事務局長の木村結は、「東電の株主総会で長年、原発の危険性を訴えてきたが、取締役は耳を貸さなかった。責任を追及する」。
損害賠償も当然だが、刑事訴追はどうなっているのか。重過失致死傷罪、毒物海洋投棄の国際法違反、水質と土壌の毒物汚染に関する法律違反、人の財産権侵害、生存権侵害、いやあ、テンコ盛りですね。
(ムラマサ、鋭く斬る)