★オークラの密談。
消費税に賛成するから7月解散というハニー谷垣の要求は、野ブタにとって、とても呑める条件ではなかった。
今、解散をやれば民主党は大甘に見ても130議席、いや、100議席を切る地獄を見ることは必定。そして二度と政界で陽の目をみることは無い。それは民主党の自業自得というものだから、一片の同情も無いのだが。
さて、鳩山、菅、野田を見ていると、織田信長が台頭するまで京都や畿内を牛耳っていた三好三人衆に重なる。そして最期は世界秩序を引っくり返す革命的な織田信長によって滅亡させられるのだが、その時代の光は現代に反映しながら、橋下徹は信長に重なるようにも見える。
★野田佳彦。
3月になって、官邸で外国メディアのインタビューを受けた。
原発の再稼働について、「最終的に地元の理解が得られるかどうかで政治判断する。そして再稼働していきたい」とな。
この野ブタはどうしようもないな。
「地元の理解」を前提にするというのは、政治の逃げだな。原発というのは国策であり、政治が主導権を握ってリードしなければならぬ。
そしてその結論は、再稼動などありえない。悪魔のエネルギーである原発は即時廃炉に決まっている。
原発など人類に1ミリも1グラムも利益と幸福をもたらしませんから。
★AIJ投資顧問株式会社。(社長、浅川和彦)
何やら、AIJと厚労省OB(74歳)が結託して、厚労省の天下りネットワークを利用しながら投資拡大を図っていたという。
やっぱりな、そういうカラクリだったのか。その果ては消えた年金2100億円だ。
厚労省というか旧社保庁(日本年金機構)というのはどこまで行っても、我々の年金を食い物にして恥じない。
指南役の厚労省OBは、旧社保庁の職員が天下りした各地の企業年金団体にAIJを紹介しながら投資セミナーへ招待し、そして接待した。こうしたセミナーがきっかけでAIJとの間に投資一任契約を結んだ基金も多かったというが、飲み食いの接待だけで話はつくまい。
そこに多額のキックバックがあったのではないのか。そうでなければ、数人でやっているAIJなる信用力の低い株式会社に10億円単位で投資するバカはいまい。
一団体あるいは財務担当者に1億円のキックバック、合計で120億円、集めたカネが2100億円だから、営業仕入コストは5.7%、AIJにとって悪くないリベート金額だ。
さて、東京地検特捜部はAIJ幹部を事業報告書の虚偽記載で逮捕立件するというが、虚偽記載の罰則は、1年以下の懲役か300万円以下の罰金という軽いものだから、ホンボシは「詐欺罪」でなければならぬ。刑法第246条の詐欺罪は懲役10年以下、組織的に行った場合は罪がさらに重くなる。
もちろん全財産没収だが、浅川和彦らはスイス銀行へ現金を秘匿したであろうから、8年くらいで出所すれば、あとは南仏ヨーロッパで楽隠居の身か。
(ムラマサ、鋭く斬る)