武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

中国という龍、日本という蟻

2012年09月19日 | 国際外交の真実

★これは戦争だ。
中国人による日本人狩り、ということだな。
中国の各地や香港で日本人と見るや、暴行に及ぶというから、日本人は市中に出られず、マンションのドアに内錠をしっかりとかけ、部屋の奥で息をひそめて暮らしている状態だという。

読売新聞によれば、街を歩いていた北京暮らしの日本人女性(43)が日本人かと問われ、思わず「韓国人」と言い、難から逃れたと伝えたが、そういう話を聞くと何とも情けない気持ちになる。いくらなんでも身を守る為とはいえ、戦争中でもないのに日本人であることを隠し、韓国人だと言い逃れるとは、世も末だ。
ということは、これは事実上の戦争状態なのだ。

さて、中国の反日暴動はまだ終わっていないし、長期化が予測されるが、今のところ、日本は圧倒的な差で中国に完敗してしまった。
野球で例えれば、1回で既に10対0のボロ負け、ピッチャー野田はボコボコに打たれ顔面蒼白、しかも代わりのピッチャーが用意できていないうえ、ボコボコに打たれても野田はマウンドを降りようとしない。
サッカーだったら、試合開始草々、5対0で子ども扱い、まあ、こんな体たらくではないか。
この彼我の力の差は、国家の外交力というか国家力の差が歴然と日本と中国の間に存在するからだ。たとえそれが中国共産党の独裁権力であったにしても。

実は報道されていないのだが、今回の尖閣国有化は外交の地下ルートでは中国の内諾を得ていた。なぜ野ブタ政権は尖閣の国有化を急いだのか。それは石原慎太郎が都の所有として購入すれば、尖閣の実効支配、つまり船着場と本格灯台の建設、公務員の常駐などが進行する事を恐れ、国有化によって誰にも尖閣に触らせないという「無風状態」を維持しようと目論んだ。中国にしても「領有権の実質棚上げ」であり、中国を支那と蔑視する石原に買わせるよりは野田に買わせる方が良かった。
しかし、無風状態を維持しようとしたのが、逆に嵐のような暴風状態になってしまったというのは皮肉なことだ。
中国には複数の権力派閥が存在する。国有化に内諾を与えた東京にいる中国大使は北京の胡錦濤とは繋がっていても、対抗勢力の習近平と繋がっている訳ではないし、そもそも水面下の内諾であり、ラグーボールがどのように転がるか誰も分からぬように、天のみぞ知る危険な賭けではあった。
中国の謀略だったということもあり得るが、それに乗った野ブタ政権と外務省チャイナスクールの致命的なエラーであり、完敗でもある。


とまれ、日本と中国の間の亀裂は修復不能で決定的なものになった。
日本人が街に出て、日本語を喋れない、タクシーは乗車拒否、ひどい場合は殴られる、このように生命の危険をさらしながら、中国で暮らす訳にはいかない。
1ヶ月も経てば、中国人も冷静さを取り戻すだろうが、しかし問題の本質は、何かのきっかけで再び、いつでも、日系工場の焼き討ちや日系店舗の破壊略奪は起きるという爆弾を抱えたことであり、しかも中国政府は「その被害をもたらしたものは、日本の責任であり、中国の責任では無い」と明確にコメントしたのだから、日本人は中国には住めないということになる。中国イコール無法国家ということ。
こういう状況にあっても中国で仕事をします、生活をしますという日本人がいれば、(残念ながら、大半はそうであるが)、日本人というのは世界に類を見ないマゾ的自虐性を持った国民性ではないか。
しかも、それは日本人の優しさではなく、劣化そのものではないのか。このままでは自然界の淘汰と同じように、日本は滅亡の道をひた走るしかあるまい。
今さら、中国に投資したカネを捨てて中国から撤退できる訳が無いと言うなら、中国はそれを見透かしているのだが、その場合、日本語を封印しながら、言葉を発しない蟻のように、中国のクソ壷のために黙々と働き、日本人であることを捨てて、生きようとするのだろうか。

(ムラマサ、鋭く斬る)

 

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