gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがあるが、随分前に書き込んだ古い記事で、すっかり忘れてしまっているような記事に、アクセスが有ったりする。「エッ?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりすることがある。
先日、4年前、2018年8月14日に書き込んでいた記事「五七五で なんでもよむ」にアクセスが有ったことに気が付き、「おお!、懐かしい!」、早速、コピペ、リメイク(再編集)することにした。
そんな古い記事をクリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
「五七五で なんでもよむ」(再)
4年前のこと、相互フォロワー登録している村永チトセ様のブログを拝見拝読していて、サトウ ハチロー作の詩、「五・七・五で なんでもよむ」を、初めて知った。
川柳入門書等で引用されたり、紹介されたりもしているようだが、サトウハチロウが、川柳についても詩を書いていた等は、それまで知らないことだった。
日本には、古くから、短歌や俳句や川柳等、わずか三十一文字(みそひともじ)、十七文字で、風景や心情を表現する独特な短詩文芸が有り、現在でも、数多の方々がこれに親しみ、切磋琢磨しておられるが、所詮、脳トレのつもりで、ちょこっと川柳を齧っている爺さんには、「なーるほど・・、ふむ、ふむ・・・」と、頷く内容の詩で、忘れてしまわない内に、ブログに書き留め置くことにした。
「五・七・五で なんでもよむ」 サトウ ハチロー 作、
五・七・五でよむ
悲しみをよむ
さびしさをよむ
母の声をよむ
友だちの姿をよむ
待ちどおしいおやつをよむ
はらぺこをよむ
ふくれるしもやけをよむ
風にひりつくあかぎれをよむ
ありのままをよむ
五・七・五でよむ
人の心の中には糸がある
何かにふれると
美しく鳴り響く糸がある
五・七・五とならべたことばが
この糸にふれると
待ってましたと鳴りひびく
鳴りひびく
わたしたち日本人の心の糸は
五・七・五にすこぶる敏感
ただちに大きくうなづき
たちまち高くなりひびき
それが拍手となってあらわれる
五・七・五
五・七・五
川柳は俳句とともに
世界で一番短い詩の形
わたしたちだけが
すぐにとびこめる詩の形
わたしたちは
これを大切に持ちつづけよう
五・七・五でよむ
やりきれなさをよむ
けんかしたあとの
あじけなさをよむ
遠いお使いをよむ
春を待つ芽をよむ
蜂のこのうまさをよむ
ものすごい足のしびれをよむ
つづけてとびだす
しゃっくりをよむ
思いのままをよむ
五・七・五でよむ、