7月に入ったが、梅雨の花とも言えるアジサイはまだ頑張っている。よく見てみると頑張っているのは花ではなくガク。これがきれいな花の形を保っている。
利休梅の木の下に白い花が見える、クチナシ(梔子)だ。クチナシは匂いが良いことでも知られている。鬱陶しい梅雨時にはうれしい花だ。
先日、紹介したフェンネルもそうだが今頃に咲く花は花茎が長いものが多い。メハジキの花が林立して咲いている。漢字では目弾き。こんな字が充てられても意味が理解できない。昔は、子どもが短く切った茎の切れ端を、瞼のつっかえ棒にして遊んだことによるようだ。蝶には蜜が吸いやすい花のようで、よく見かける。
こちらは元より“蝶の花”と言われている花ブットレアだ。花が一塊づつ咲き、花茎を伸ばしていく。寿命の長い花だ。
庭の一角、半夏生の葉が白くなり神秘的にも見える光景を見せ始めた。この白い色は葉の表側だけ、”カタシログロ(片白草)の別名もある。また白くなるのを化粧と見なし半化粧の呼び名もある。
昨日2日の日曜日は七十二項 半夏生(はんげしょうず)だった。この”はんげしょうず”の漢字が半夏生のため”はんげしょう”の草花と勘違いし易い。そういう私もそうだった。七十二候の半夏生(はんげしょうず)は半夏と言う草花(半夏生とは別物)が生え始めるころの意味だ。半夏は 烏柄杓(カラスビシャク)の別名だ。下の写真はその半夏( 烏柄杓)である。標本のようになっているが朝ドラ”らんまん”を真似たわけではなく抜いて捨てられていたものを拾ってきたためだ。七十二候半夏生は農家にとっては大きな意味がある。”田植えはこの日までに・農作業も終わらせて七夕までの6日間は休もう”と言う風習が昔からあるようだ。6日間でなくヅ~っとヅ~っと休みの身だが・・・それにしても暑い。
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