稲が程よく伸び、郷が緑みどりしてきた。遠く北の山々も緑の嶺が連なる。最初の写真に白い花が見える、ヒメジョオン(姫女苑)だ。
散歩道、先ず咲くのはハルジオンで5月中旬ごろから追ってこのヒメジョオンが咲き始める。花もよく似ている。茎を切るとハルジオンは空洞でヒメジョオンは白い綿のようなものが詰まっているのでわかるようだが折るのは忍びない。北アフリカ原産のようで園芸種として日本に入ってきたのが広がったようだ。どちらも侵略的外来種に指定されている。確かに散歩道でもたくさん見かける。
野の草エノコログサ(狗尾草)だ。子供の頃、用水路の石垣に巣を作って住むモクズガニを釣り出す道具に使用した。懐かしさが湧く草花だ。
大津谷の中州に咲くネムノキ(合歓の木)だ。毎年、この花を見るたび西郷輝彦氏が歌っていた♫”ネムの並木のこの道は・・・”で始まる曲”チャペルに続く白い道”を思い出す。ネムノキは和名だが、夜になると葉が合わさって閉じて眠るように見えることからの名のようだ。
我が家の前の道に広がったヒメイワダレソウ(姫岩垂草)だ。白い花が道路面と同じような高さで咲いている。何処までも広げない注意は必要だが雑草抑制にも効果があるようで我が家の東の斜面で広がらないかと期待している。
玄関先、3mを超えるまでに伸びたフェンネルだ。和名はウイキョウ(茴香)だ。孫のヒロ君が遊びに来たときに草丈で驚いていたので”フェンネル”と教えたら次の年にも覚えていた。偉い!と思わず叫んでしまった。横に見える白い花はシャラ(沙羅)だ。
フェンネルは種子を香辛料として利用するのが主だが、ヨーロッパでは生の茎葉も料理に利用するようだ。フェンネルでつまらない話だが思い出したことがある。子供の頃、遊び仲間の先輩に”犬小屋の英語知ってる?”と言われ、”知らん”と答えると”ケンネルだよ、犬が寝る所だろ、そやからケンネル”と教えらたのを思い出す。kennel、正しい発音は微妙だが私の中ではいつまでもケンネル、自慢げな先輩の笑顔とともに記憶している。
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