花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

8月18日 七十二候 立秋末候 蒙霧升降(ふかききり、まとう)

2022年08月17日 | 景色

 今年はトンボが多いと以前に記した。蝶は優雅に飛ぶものと急かされているように飛び、なかなか留ままらないのがいる。トンボもなかなか止まった姿を見せてくれないものもいるが多くは止まったまま動かない姿を見せてくれるものが多い。先日の黒い羽のイトトンボと羽の先に色がついているのでイシメトンボ熨斗目ではないかと思う。羽のマークが熨斗目に似ていることからの名でアキアカネと同じ科に属する体調4,5cmの小さいトンボだ。

  

 シオカラトンボの1種ではないかと思う。のんびりと寛いでいた雌のトンボ、オスが来て合体だ。蝶は合体したまま飛ぶことはないがトンボはこの形で飛んでいるのを見かける。トンボは意外にも肉食、飛んでいる昆虫などを捕まえるようだ。”蜻蛉釣り今日はどこまでいったやら”、江戸時代の女流俳人 加賀千代女の名句だ。

  

 子供のころから名を知る露草だ。鮮やかな水色の花に惹かれていたか野草としては、多分唯一、名前を知っていた花だ。今見ても緑色の葉に淡い水色、良いものだ。

  

 こちらはこの地へ来てから覚えた草花だ。花の名があれ?何だっけ?となることは年齢もあるかよくある。が、この花の名は決して忘れない。ヘクソカズラだ。漢字で屁糞蔓、花も葉も臭いらしいが鼻が悪くなってから知った花、匂いはわからない残念と言うか幸運と言うか・・・。

  

あちこちで高砂百合の蕾が見えるようになってきた、咲き出したものもある。薪棚の前で伸び育ったものだが、強い花らしく散歩道でもよく見かける。今頃から初冬まで長く楽しめる花だ。

  

 我が家から北方に見られる山々だ。山越えをすると福井県に入る。この山なみ、よくこのような霧が発生し稜線を降りてくるのことが出来る出来る。我が郷、西に池田山、東に岐阜城のある金華山、遠くに恵那山と山々に囲まれ、南方に濃尾平野が広がる北の果てに位置する。見える山々は色々な風景を見せてくれる。北の方角はこの霧が織りなす光景に魅せられる。

   

 お盆が明け、交通渋滞の映像をこれでもかと見せられて3日目、やっと落ち着いてきたようだ。明日18日(旧7月21日)は七十二候 立秋末候 蒙霧升降(ふかききり、まとう)だ。蒙霧(もうむ)とは立ちこめる深い霧のこと。朝晩の冷え込みで霧が発生しやすくなる頃という意味だ。確かに我が郷も毎年、お盆が明けると朝夕は涼しさを感じられるようになる。今年の夏は全国的に猛暑日と豪雨の繰り返しだった。東京は猛暑日数を更新したとか。毎年毎年、暑くなっていると感じるのは歳のせいばかりではないようだ。我が郷、北の方角の山なみによく霧がかかる。山の嶺に沿い広がる霧は美しい。散歩時でも一度は北の山々が正面に見える道を歩いている。

”霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き”、松尾芭蕉の句である。

 

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