気温も低い日が続いています。
昨日の最高気温はなんと5.9℃、今日は9.1℃までしかあがらない状態です。
一昨日は20℃を少し超えていたというのにね。
異常気象がこの先、地球に生息する動植物にどのような影響を与えるのか、不安になりますね。
さて、今日は予告通りに「サンギナリア カナデンシス」をお届けします。(よかった。ほっ)
昨年は3月下旬ごろ咲きだした「サンギナリア」ですが、今年は4月上旬でした。
昨年よりも10日ほど遅れました。
↓ は4月9日に撮影したものです。
柏の葉に似ている葉に包まれながら、優しい日差しが差し込んでくるのを待っている姿は愛らしい子どものようです。
3月下旬からの萌芽、そして蕾が日ごとに大きく成長していく姿を毎日眺めては、気持ちが浮きだつのを覚えました。
「サンギナリア カナデンシス」は八重咲きカナダケシとも呼ばれています。
我が家に遊びに来る友人には、「フクジュソウみたいな花ね」と言われますが、カナダで発見されたケシ科の植物です。
雪があまり降らない寒冷地で育てていますが、サンギナリアは寒さにはすこぶる強いようです。
当地では真冬の最低気温が氷点下10℃を下ることもあります。
そして、昨年の夏は例外ですが、真夏でも30℃を超える日はそう多くはありません。
ものの本では、暑さへの耐性は低いとありました。
そこで、植えるとき、夏場の西日が遮られる場所を選びました。
画像からわかるでしょうか?
サンギナリアの西方向には、大きな石があって、地温が上がりにくい場所となっています。
また、5月になると、枝垂桜や陽光桜、青枝垂れ紅葉の葉が茂り、午前中は優しい日差しが降り注いでいる環境下にあります。
朝の光は花芽を増やすのに一役買っているのではないでしょうか。
4月13日撮影
4月14日撮影
茎が立ち上がってくるのに合わせて、柏葉のような葉の存在が目立ってきます。
こけしのようなお人形さんのような、そんな雰囲気があります。
私は親しみを込めて、「我が家の白雪姫」と呼んでいるんですよ。
4月21日撮影
葉も大きくなってきました。花びらも散り始めました。
桜の花びらが「サンギナリア」に彩りを添えている景色も風情があっていいでしょう。
周りに見えている白い粒は、窒素、リン、カリウム同等の緩効性化成肥料です。
気温が緩み始める3月上旬ころに肥料をあげています。
それ以外は肥料をあげていません。
サンギナリアに与える肥料はリン酸とカリウムが多く含まれたものを選ぶとよいそうですが、私は意識したことがありませんでした。
恥ずかしながら、今回ネットにあげるにあたって、ネットで確認しましたら、そう書いてありました(;'∀')
液体肥料で与える場合は、3月から4月は窒素が主要なものを、5月以降はカリウムとリン酸が主成分のものを与えるようにと書いてありましたよ。
6月以降は既定よりも薄目に3000倍に希釈するとよいそうです。
これは、同じ4月21日に撮影していますが、遅れて咲き始めた子たちでです。
花色がグレイピンクに見えて、カメラに収めました。
バラの花のように見えませんか?
なんでもバラに見えてくるのは、私の目がゆがんでいるせいね(笑)
今年は4月に気温の低い日もあって、4月25日くらいまで、花を楽しむことができました。
我が家の白雪姫達よ、来年もまた元気な姿を見せてね。
サンギナリアの花、いかがだったでしょうか?
サンギナリアはごぼう根のように太い根はまっぐに伸び、横に派生した根により増殖していくので、鉢植えの場合は大きな鉢に植えつけます。
地植えのほうは根が伸びていくスペースがとれるので、大株に育っていくんじゃないかと思います。
一度値付くと、元来丈夫な花ですので、栽培はほったらかしでも意外とよく育ってくれます。
株分けがうまくできるかどうかが重要なカギになるようです。
私が求めた山野草店のご主人は、「一般に販売されているものの中には、芽が1個しかなかったり、ごぼう根に傷をつけてしまっても売っている。だから枯れてしまうんだよ」と言っていました。
私も何度かサンギナリアに挑戦しては枯らしていましたが、こちらの山野草店から購入してからは枯らさないで増やすことができました。
花友さんに差し上げたサンギナリアが咲かなかったというのは、今思うと、私のほうに原因があったんじゃないかと推察しています。
私の育て方はあくまでも、当地の栽培環境下によるものです。
栽培環境が異なる地域の皆さんにとっては、当てはまらないこともあるかと思います。
参考程度に読んでくださいね。
いつも応援いただき、ありがとうございます。