市教育委員会は8日、向野古墳群(同市大字向野南羽合)の7基を今年5月から発掘調査し、西支群の20号墳(直径約14・5m、高さ約2m)から勾玉や水晶製のそろばん玉、ガラス玉など52点の玉類が連なった状態で見つかったと発表した。
出土した玉類は、紐状のもので繋がれネックレスのようにして使われていたとみられる。このほか、鉄刀や須恵器なども出土した。
向野古墳群は、古墳時代後期(5世紀末~6世紀初頭)の円形墳38基からなる。これまでに北、南の調査を行っており、今回は西の6基と南の1基を調べ、うち4基で計7つの埋葬施設を確認した。
埋葬施設の造りや方位がこれまでの調査内容と合い、方向を決める要因は「方位」ではなく「地形」にあると考えられることが、古墳群全体の共通性として見えるという。
出土した須恵器は、古墳群で最古とされる南支群の須恵器より新しい形状で、古墳群の築造が南から西、北へ移ったことが明らかになったという。
12日午前11時から現地で説明会が開かれる。
[参考:両丹日日新聞、京都新聞]
過去のニュース
向野古墳群 上下2段の埋葬施設を持つ円墳を発掘
出土した玉類は、紐状のもので繋がれネックレスのようにして使われていたとみられる。このほか、鉄刀や須恵器なども出土した。
向野古墳群は、古墳時代後期(5世紀末~6世紀初頭)の円形墳38基からなる。これまでに北、南の調査を行っており、今回は西の6基と南の1基を調べ、うち4基で計7つの埋葬施設を確認した。
埋葬施設の造りや方位がこれまでの調査内容と合い、方向を決める要因は「方位」ではなく「地形」にあると考えられることが、古墳群全体の共通性として見えるという。
出土した須恵器は、古墳群で最古とされる南支群の須恵器より新しい形状で、古墳群の築造が南から西、北へ移ったことが明らかになったという。
12日午前11時から現地で説明会が開かれる。
[参考:両丹日日新聞、京都新聞]
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