京都府埋蔵文化財調査研究センターは13日、巫女形埴輪2体が発掘されたことで知られる塩谷古墳群(5世紀末~6世紀初頭)の南側にある塩谷南古墳(京丹波町曽根)で、6世紀初頭の造営とみられる円墳(直径15m、高さ2・5~3m)を確認したと発表した。
南側の溝(幅3m、深さ40cm)から須恵器の破片が多く見つかった。円墳の頂上部には、ほぼ同規模の墓穴(長さ3.8m、幅1.8m)が東西に並んで2カ所あった。
東側の第1主体部からは割竹型木棺の痕跡を見つけ、棺の内側にベンガラと呼ばれる赤い塗料が塗られていたのを確認したほか、鉄製の鏃が副葬されていた。
西側の第2主体部は、テラス状の段を設けて須恵器の長頸壺を囲むように有蓋杯7点が並べられ、蓋の内側に赤い塗料が塗られていた。組合せ式木棺の跡と鉄製の剣(長さ95cm)と、刀子(長さ15cm)が副葬されていた。
同センターは、血縁関係にある地域の有力者が時期をずらして埋葬されたのではないかとみている。
現地説明会は15日(土)午後2時から開かれる。
[参考:京都新聞、毎日新聞、京都府埋蔵文化財調査研究センターHP]
南側の溝(幅3m、深さ40cm)から須恵器の破片が多く見つかった。円墳の頂上部には、ほぼ同規模の墓穴(長さ3.8m、幅1.8m)が東西に並んで2カ所あった。
東側の第1主体部からは割竹型木棺の痕跡を見つけ、棺の内側にベンガラと呼ばれる赤い塗料が塗られていたのを確認したほか、鉄製の鏃が副葬されていた。
西側の第2主体部は、テラス状の段を設けて須恵器の長頸壺を囲むように有蓋杯7点が並べられ、蓋の内側に赤い塗料が塗られていた。組合せ式木棺の跡と鉄製の剣(長さ95cm)と、刀子(長さ15cm)が副葬されていた。
同センターは、血縁関係にある地域の有力者が時期をずらして埋葬されたのではないかとみている。
現地説明会は15日(土)午後2時から開かれる。
[参考:京都新聞、毎日新聞、京都府埋蔵文化財調査研究センターHP]