歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

加古川市・土井畑遺跡 紀元前3世紀頃の水田耕作に利用した用水路とみられる溝を発見

2011年12月03日 | Weblog
 県立考古博物館は、多可町中区坂本の坂本・土井畑遺跡(どいばたけいせき)で、弥生時代前期(紀元前3世紀ごろ)に水田耕作に利用した用水路とみられる溝が見つかったと発表した。 溝からは、弥生時代前期の壺の破片が出土した。
 博物館によると、溝は東西方向に延び、長さ約25m、幅約60cm、深さ約30cm。
 稲作に関連する同時代の遺跡としては加古川市加古川町大野の美乃利遺跡(みのりいせき)で水田跡が見つかっている。 加古川上流域で米作りが広まった時期を示す貴重な遺構としている。
 また、古墳時代後期(6世紀後半)の竪穴住居跡が大小2棟分見つかり、博物館では調査区域(約2600平方m)外に集落があると推定している。 他に平安時代の建物跡の可能性がある柱跡約200個も溝の周囲などで見つかった。
 現地説明会は3日午後1時半に開かれる。
[参考:神戸新聞、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、兵庫県教育委員会HP]

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伊豆市湯ヶ島・昭和の森会館 井上靖旧邸 と 紅葉

2011年12月03日 | Weblog
 昨日は、修善寺から天城方面へ紅葉散策にでかけました。
 朝のうちは小雨混じりに始まって、その後は一日曇りでした。途中で太陽がかすかに覗いて一瞬明るくなったのですが、再び曇りに戻ってしまいました。
 さらに、今年の紅葉は色付きがよくないようですが伊豆市湯ヶ島・昭和の森会館ではきれいな紅葉をみることができました。
 昭和の森会館は昭和55年にオープンし、その中にある「伊豆近代文学博物館」には川端康成(1899-1972)、井上靖(1907-1991)ほか伊豆を舞台にした文学者の資料を展示しています。
 井上靖は父が軍医であったため父の任地・旭川で生まれましたが、3才より母の郷里(井上家)湯ヶ島で祖母に育てられます。その旧邸宅が昭和の森会館に移築されています。


 井上靖は、大正10年(1921)、静岡県立浜松中学校(現・静岡県立浜松北高等学校)に入学しました。けれど、翌年に静岡県立沼津中学校(現・静岡県立沼津東高等学校)に転校してしまいます。
 ジャズピアニストの上原ひろみと同じ浜松北高等学校の同窓生でした。
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