横手市教育委員会が、金沢柵(かねざわのさく)推定地「陣館遺跡」(横手市金沢中野)から、昨年10月に内耳鉄器が見つかった場所から約10m離れた山裾で、10世紀前半のものとみられる、県内では呪術文字(まじない文字)と考えられる前例のない記号が墨書されていた土器が出土したと発表した。
側面に「凡」の字(注1)を横にしたような墨書されていた須恵器の中に、割れた肌色の土師器が重ねられた状態で二つ並んでいた。 埋まっていた地層に、915年頃に噴火したとされる十和田火山の火山灰が混ざっていることや土器の形状などから、10世紀前半のものと推定した。
平安期の「払田柵(ほったのさく)」(大仙市)の祭祀場とされる「厨川谷地遺跡」(美郷町)でも、同じ火山灰の地層から、別の記号が墨書された土器が、既に多数見つかっている。
現地説明会が11日(土)午後1時半~3時に開かれる。集合場所は後三年の役金沢資料館(0182・37・3510)。
(注1)その後の調べで、「出」か「之」を崩したものと推定されるという。
[参考:2011.12.5読売新聞、2011.12.7朝日新聞、2011.12.9毎日新聞] 2011.12.9修正
過去の関連ニュース
2010.11.9陣館遺跡 11世紀から12世紀頃の内耳鉄鍋が出土、日本最古の可能性
側面に「凡」の字(注1)を横にしたような墨書されていた須恵器の中に、割れた肌色の土師器が重ねられた状態で二つ並んでいた。 埋まっていた地層に、915年頃に噴火したとされる十和田火山の火山灰が混ざっていることや土器の形状などから、10世紀前半のものと推定した。
平安期の「払田柵(ほったのさく)」(大仙市)の祭祀場とされる「厨川谷地遺跡」(美郷町)でも、同じ火山灰の地層から、別の記号が墨書された土器が、既に多数見つかっている。
現地説明会が11日(土)午後1時半~3時に開かれる。集合場所は後三年の役金沢資料館(0182・37・3510)。
(注1)その後の調べで、「出」か「之」を崩したものと推定されるという。
[参考:2011.12.5読売新聞、2011.12.7朝日新聞、2011.12.9毎日新聞] 2011.12.9修正
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