島根県埋蔵文化財調査センターは7日、大田市仁摩町大国の庵寺古墳群(あんでらこふんぐん)から、標高60~70mの丘陵の尾根部分に約80mにわたって一列に並んだ古墳時代前期(4世紀頃)の古墳13基が見つかったと発表した。
発見された13基のうち形の判明したものは、いずれ一辺が約5~10mの方墳。 埋葬施設は石棺5基、木棺3基、壺棺1基など多岐にわたる。 古墳からは、鉄鎌や鉄刀、刀子など各種鉄器やガラス小玉、滑石製臼玉など十数点の副葬品が出土した。 鉄器、あるいは既に同時期の1B号墳古墳から前漢時代の八禽鏡が見つかったことから、仁摩平野を治めていた首長やその一族が葬られていたと考えられると分析している。 古墳時代前期の古墳群では石見地方最大級。
現地説明会が10日(土)午前10時から正午まで開かれる。
[参考:産経新聞、読売新聞、中国新聞、山陰中央テレビ、島根県埋蔵文化財調査センターHP]
2011.9.10 追記
12月10日(土)10:00から開催予定の庵寺古墳群の現地説明会については、現地に至る通路が悪天候により危険な状態となったため、山頂部での現地公開は中止となった。
なお、遺跡付近の駐車場プレハブにおける遺物展示会は予定どおり行うとのこと。
[参考:島根県HP]
過去の関連ニュース・情報
2009.1.17 庵寺遺跡 1号墳 八禽鏡が出土
2008.11.7 庵寺遺跡 横穴式石室を持つ後期古墳を確認
発見された13基のうち形の判明したものは、いずれ一辺が約5~10mの方墳。 埋葬施設は石棺5基、木棺3基、壺棺1基など多岐にわたる。 古墳からは、鉄鎌や鉄刀、刀子など各種鉄器やガラス小玉、滑石製臼玉など十数点の副葬品が出土した。 鉄器、あるいは既に同時期の1B号墳古墳から前漢時代の八禽鏡が見つかったことから、仁摩平野を治めていた首長やその一族が葬られていたと考えられると分析している。 古墳時代前期の古墳群では石見地方最大級。
現地説明会が10日(土)午前10時から正午まで開かれる。
[参考:産経新聞、読売新聞、中国新聞、山陰中央テレビ、島根県埋蔵文化財調査センターHP]
2011.9.10 追記
12月10日(土)10:00から開催予定の庵寺古墳群の現地説明会については、現地に至る通路が悪天候により危険な状態となったため、山頂部での現地公開は中止となった。
なお、遺跡付近の駐車場プレハブにおける遺物展示会は予定どおり行うとのこと。
[参考:島根県HP]
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