岐阜市教委は20日、岐阜公園内の「織田信長公居館跡」の第4次発掘調査、池の遺構や建物跡など庭園の全体像が判明したと発表した。池の面積は約120㎡、居館跡一帯が約3000㎡に及ぶ巨大な庭園であったことが確認されたという。
今回は金華山ロープウェー乗り場の東地点約300㎡を対象に、過去に掘っていない箇所を調査した。15日までの発掘調査で、約120㎡の池の遺構と排水路(幅約30cm、長さ約2m)の跡が確認されたほか、池に隣接して建物の礎石とみられる石や焼けた壁土が見つかった。
また、池や建物の東側にある谷川沿いでは幅1・8m、長さ20m以上の石敷きの通路も見つかった。通路西側の護岸は石垣ではなく、庭石のようなもので石組みされていた可能性が高い。通路は緩やかなスロープで、付近にあったと推測される信長の居館まで谷川を眺めながら行き来できたとみられる。
宣教師ルイス・フロイスが残した著書『日本史』の内容と矛盾しないとしている。
23日午前10時から正午まで、ロープウエー乗り場東側で現地説明会が行われる。
[参考:岐阜新聞、中日新聞、読売新聞、毎日新聞、岐阜市HP]
過去の関連情報・ニュース
織田信長公居館跡
今回は金華山ロープウェー乗り場の東地点約300㎡を対象に、過去に掘っていない箇所を調査した。15日までの発掘調査で、約120㎡の池の遺構と排水路(幅約30cm、長さ約2m)の跡が確認されたほか、池に隣接して建物の礎石とみられる石や焼けた壁土が見つかった。
また、池や建物の東側にある谷川沿いでは幅1・8m、長さ20m以上の石敷きの通路も見つかった。通路西側の護岸は石垣ではなく、庭石のようなもので石組みされていた可能性が高い。通路は緩やかなスロープで、付近にあったと推測される信長の居館まで谷川を眺めながら行き来できたとみられる。
宣教師ルイス・フロイスが残した著書『日本史』の内容と矛盾しないとしている。
23日午前10時から正午まで、ロープウエー乗り場東側で現地説明会が行われる。
[参考:岐阜新聞、中日新聞、読売新聞、毎日新聞、岐阜市HP]
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