臼杵市教委は19日、同市野津町原の「下藤地区共有墓地遺跡」内にある安土桃山時代から江戸時代初期(16~17世紀)の国内最大級のキリシタン墓地で、十字架を刻んだ屋根型石造物を発見したと発表した。墓地内で、ほぼ完全な形の十字架が初めて見つかり、キリシタン墓地であることが裏付けられた。
十字架を刻んだ墓標の石組み遺構がこれまでに37基だったものが、新たに17基見つかった。 54基の墓標は後世の破壊をほとんど受けていない。
十字架を刻んだ遺構は板状の石(80cm×90cm、厚さ15cm)。 十字架はキリストがはりつけになった十字架を表す漢字の「干」に形が似た「罪標付き十字架」で、縦15cm、横10cm。
キリシタン墓地以前に現地にあった仏教施設の石造物の部材を転用したらしい。
[参考:大分合同新聞、西日本新聞、毎日新聞、読売新聞]
過去の関連ニュース・情報
2011-05-21 臼杵市・下藤地区共有墓地遺跡 16世紀後半から17世紀初めのキリシタン墓地が完全な形で発掘
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十字架を刻んだ遺構は板状の石(80cm×90cm、厚さ15cm)。 十字架はキリストがはりつけになった十字架を表す漢字の「干」に形が似た「罪標付き十字架」で、縦15cm、横10cm。
キリシタン墓地以前に現地にあった仏教施設の石造物の部材を転用したらしい。
[参考:大分合同新聞、西日本新聞、毎日新聞、読売新聞]
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