佐賀市教委は26日、同市大和町尼寺(にいじ)の「尼寺一本松遺跡」(マンション建設予定地)で、弥生時代後期前半(1世紀代)の墓群(甕棺17基、石棺3基)が見つかったと発表した。
墓群からは、祭祀で使ったとみられる多数の土器類が見つかった。
甕棺の一つは内側が朱色に塗られており、この甕棺に添うように、故意に打ち付けて割った跡がある直径約11cmの青銅鏡「雲雷文帯連弧文鏡(うんらいもんたいれんこもんきょう)」が出土した。 文様から中国の後漢時代中期(1世紀中頃)の製作とみられる。鏡の裏面も朱色に塗られていた。同型の青銅鏡が発見されたのは県内で14例目だが、甕棺の副葬品としては初めてという。 地域の首領クラスか呪術者の墓の可能性が高いとみている。
[参考:佐賀新聞、読売新聞、朝日新聞、サガテレビ]
墓群からは、祭祀で使ったとみられる多数の土器類が見つかった。
甕棺の一つは内側が朱色に塗られており、この甕棺に添うように、故意に打ち付けて割った跡がある直径約11cmの青銅鏡「雲雷文帯連弧文鏡(うんらいもんたいれんこもんきょう)」が出土した。 文様から中国の後漢時代中期(1世紀中頃)の製作とみられる。鏡の裏面も朱色に塗られていた。同型の青銅鏡が発見されたのは県内で14例目だが、甕棺の副葬品としては初めてという。 地域の首領クラスか呪術者の墓の可能性が高いとみている。
[参考:佐賀新聞、読売新聞、朝日新聞、サガテレビ]