英語Ⅰ(1年生)の授業で、生徒は現在不定詞の勉強をしている。例の「to+動詞の原形」である。
高校の英語教材で不定詞を取り上げる場合、何がわかってほしいかというと、、、
①中学校既習事項(なのだから)三つの用法は区別がついてほしい。
・名詞的、形容詞的、副詞的用法
・動名詞との置き換えがわかってほしい。
②用法の区別がつくのだから、日本語の意味を理解してほしい。
③日本語~英語に置き換え、作文等ができてほしい。
④やや難しい独立不定詞の用法を覚えてほしい。
最初の二つは、インテークのため。後の二つはアウトプットのため。
…いろいろあるのだ。
授業で取り上げる前に、生徒に不定詞の理解度について話しを聞いてみたが、かなり心許なかった。三つの用法があることはわかっても、きちんと見分けることがかなり難しそうだ。名詞的用法は比較的わかりやすいのだが、特に形容的用法と副詞的用法の区別がつきにくい。
練習問題を作ろうと思い、高校生用の問題集からいくつか例文と解説を引用してハンドアウトを作ったが、苦手な生徒にはあまり使えない(役に立たない)と思い、作成の基本方針を変更した。彼ら彼女たちは中学校段階の理解が怪しいのだから、高校の参考書だけを使うのはダメなのである。
家には中学校の検定教科書が5種類ある。精読とは言えないものの、僕は一通り目を通している。それらの中で、不定詞は通常中学2年生学習事項となっているので、教科書を全部チェックして、5種類の教科書から例文を20引用して教材ハンドアウトを作ってみた。現在勉強しているレッスンが終わったら、復習用(基礎編)として配れると思う。このハンドアウトができたら、理解度と反応を見ながら、最初に作成した高校参考書をベースにしたものも、応用編として配ることにしたい。