National Geographic Newsの日本語サイトに、こんな記事が出ていた。2月12日付け。
ネアンデルタール人のドラフトゲノム解析が終了した。まだ最初のドラフト版だが、この絶滅したヒト属が乳糖不耐症であったことや、現生人類と同等の基本的言語能力を備えていた可能性があることが示された。
そんなことが書かれていた。
ドラフトとはどうも速報・抜粋版のことらしい。それによれば、、、
①現生人類とネアンデルタール人の系統樹は約45万年前に分岐
その後は両種の間で交雑はなかったか、あってもまれであったと。
②ネアンデルタール人は約3万年前に絶滅。
その後は現生人類が地球を引き継ぐかたちになった。
現生人類が生き延びて栄えた理由については、議論の決着がついていない。
③現生人類とネアンデルタール人のゲノムが99.5%同じである。
④ネアンデルタール人のDNAと現生人類との間では、FOXP2と呼ばれる“言語遺伝子”の同じバージョンが共有されている。
FOXP2は言語能力の発達に関与している。彼らも会話が可能だったということも考えられる。
⑤成人のネアンデルタール人が乳糖を消化できなかったという証拠も積み上げられた。
乳糖不耐症。ネアンデルタール人は、乳離れしたあとはミルクを飲めなかった?
早速原文をDL。時間を見つけて読もうと思う。