...の実験である。自分を使い生活実験を1ヶ月実施してみた。
①期間
4月の給料日翌日から5月の給料日まで。1ヶ月間。
②実施内容
4月の給料(税引き後)と同額を銀行の預金から引き下ろす。(疑似的に収入を2倍する。)このお金で1ヶ月生活する。
③目的
以下の調査をしてみる。
・消費傾向が変わるか。
・買い物衝動が現れる。
・気持ちが何か変化するか。
新学期が始まり、少し落ち着くころの4月の給料日。10日もすればGW。どこかに行きたくなるか、何か買いたくなるか。アベノミクスは埼玉県の地方公務員である僕に、何か影響を及ぼしているのか調べみたいと思った。普通に生活をして、何か起きるか実験してみた。
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比較するには何か基準が必要である。この間の支出データが無ければ比較検討できない。過去5年(平成20年~24年)の同期間の支出データがある。
平成20年のこの期間の支出を100とする。
平成20年:100
平成21年:89
平成22年:93
平成23年:92
平成24年:87
平成25年:90
こうしてみると、平成20年を100にすると、多少の上がり下がりはあるけれど、100を超えることは一度もない。100以上になったことが一度もないことには、ある意味驚いた。
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この実験はいわゆる生活費の比較である。病院・歯科医院への通院は含むが、入院等は含んでいない。また、耐久消費財の支出も含まない。あくまでも普通に1ヶ月生活するための、基礎的な支出のみの比較である。でも、あまりにも変化がないことが判明した。
耐久消費財として、何か購入したか考えてみた。H20とH25、PCが故障により更新されている。これ以外特記すべき支出は調べてみたけど見当たらなかった。レジャー支出も沖縄旅行にここ3年間出かけていないし、それ以外の大きな旅行はない。映画は好きだけど、1ヶ月に何本も見るわけでもない。
考えれば「バブル」とされた時期でも、僕自身何か大きな買い物をした記憶がない。精査してみても、身の丈にそぐわないものの買い方、お金の使い方はしていないだろう。これは公務員の給与改定が、世の中のトレンドから一周遅れになることと関係がある。それにバブルの時だって、給与が突然2倍になったわけではない。そもそも目指すインフレターゲットは2%である。
・・・設定がそもそも間違えていた。実験失敗である。
今度は来月の給料日を基準に、支給額の10%増しで行ってみようと思う。物価が2%上昇すると、支出が2%増大ではすまないそうだ。インフレターゲットの5倍にして、③の目的に合わせて1ヶ月生活してみようと思う。昨年の5月以降、僕に通院(病院・歯科医院)があり、支出がやや増えているはず。今年はそれらはもうほとんどない。
仮にアベノミクスで景気がどうにかなろうとも、僕の消費傾向は変わらないような気がする。消費税が8%、10%になるだけのようだ。引き続き、対前年比のプラスマイナスを調査してみよう。