上記情報が5日文部科学省ウェブサイトに掲出された。
今年の1月5日に「平成29年11月末申請の大学等の設置認可の諮問について」で取り上げた専門職大学13、同短期大学3の設置認可の可否である。
以下引用する。
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平成30年10月5日 文部科学省
昨年11月末に申請のあった平成31年度開設予定の大学の設置の認可について、大学設置・学校法人審議会において審議の上、10月5日(金曜日)に答申がなされましたので、お知らせします。
1.答申内容【判定を「可」とするもの】
平成31年度開設予定の大学
〔内容〕
(1) 大学を設置するもの 1校(1件)〔私立1校〕
※なお,審査の過程において申請の取下げが14校(14件)〔私立14校〕あり,また,2校(2件)〔私立2件〕が審査継続(保留)となっている。
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専門職大学、同短期大学の設置認可申請は16件、これに「専門職学科について」で取り上げた1件を加えて、全部で17件である。その中で「可」が出たのは1件。継続審査のものが2つ「可」とされても3件。あまりの少なさに拍子抜けである。でも、見てみよう。
凡例
〇専門職大学名(位置)
学部名
学科名
専攻名(入学定員)
⑫高知リハビリテーション専門職大学(高知県土佐市)
リハビリテーション学部
リハビリテーション学科
理学療法学専攻(70)
作業療法学専攻(40)
言語聴覚学専攻(40)
丸数字は僕が文科省の資料順につけたもの。
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高知リハビリテーション専門職大学を開設運営する学校法人高知学園は、設置認可申請提出時点で、高知短期大学、同附属幼稚園の他、小中高リハビリテーション学院(専門学校)の運営法人。
専門職大学設置にともない、専門学校(4年制)から移行することになる。
なお、設置認可の運びではあるが、答申には付帯決議があり、遵守事項(認可を受けた者が設置計画を履行するに当たって遵守すべき事項)が九つ、助言事項(認可を受けた者が設置計画を履行するに当たって充実することが望まれる事項)が三つある。
前途多難な船出ではあるが、認可第1号。数年後「専門学校の看板のかけかえに過ぎなかった」と言われないように、がんばってほしいものだ。