全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

GOODENOUGH

2019-10-15 04:00:00 | 全英連参加者 2019

 (CNN) The 2019 Nobel Prize in Chemistry has been awarded to John B. Goodenough, M. Stanley Whittingham, and Akira Yoshino for their research in improving battery technology. 

 大きな話題の’19年ノーベル化学賞。日本の旭化成名誉フェロー吉野彰さん選ばれたことは、もちろん喜ばしいが、ジョン・グッドイナフ(John B. Goodenough)、スタンリー・ウィッティンガム(M. Stanley Whittingham)両氏にも祝意を表したい。

 ノーベル財団のプレスレリース(英文)を印刷、授業で生徒に配布。少し読んでみた。

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 ある生徒の発言。 

 『センセ、この人すごい名字
 『どれ?
 『最初の人、「ぐっどいなふ」でしょ

 言われて、見てみた。 

 『センセ、どんな意味
 『知らないよ、僕は名字研究家じゃないし。

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 そうは言ったが、調べてみた。

 綴りを見ると、「ぐっでん-おう」または「ぐでのう」のようにも思える。10文字で母音が5文字も、読みにくい原因かもしれない。

 ノーベル財団のプレス発表をYouTubeで確認した。発表者の発音は [ˈgu̇d ][ i-ˈnəf ]と聞こえた。やはり「ぐっどいなふ」でいいようだ。

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 Surname Databaseというウェブサイトを見つけた。Goodenoughという名字を調べてみると、ヒットした。

 This is an English medieval nickname surname. It has two possible origins.
 The first is from the perpetual use by the nameholder of the phrase 'good-enough', to the point where his peer group called him by it, and the second explanation and most likely explanation is that it described a 'good lad,' one who was good enough at what he did.

 イギリス中世のニックネーム由来の名字。由来の可能性は二つ。
 一つ目は、いつも(くちぐせで)「good-enough(よい)」と言っていた人物が、仲間から「good-enough」と呼ばれるようになり、ニックネーム化。やがて名字になった。
 二つ目は、「よい若者」という意味。

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 ノーベル賞から雑学が増えました。質問してくれた生徒に感謝です。


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