9月も半分終わりました。もうすぐ通勤定期の半年更新。最後かも、だろう、更新です。今日はバイク通勤ではありません。
明日は本当に久しぶりの学年行事で、体育館にひとつの学年が集まります。放送部、いそがしそうです。
9月も半分終わりました。もうすぐ通勤定期の半年更新。最後かも、だろう、更新です。今日はバイク通勤ではありません。
明日は本当に久しぶりの学年行事で、体育館にひとつの学年が集まります。放送部、いそがしそうです。
14歳のつばめ(清原果耶)は、父親と血のつながらない母親との3人暮らし。両親に子供ができたことから生まれる疎外感とともに幼なじみの大学生への恋心も抱いていた。つばめは唯一の心休まる場所、書道教室の屋上で派手な老婆に出会う。老婆はキックボードに乗り、空を飛んでいる姿を目撃する。つばめは「星ばあ」と呼ぶことになったその老女に恋や家族の話をするようになり..... |
本作、清原果耶(きよはら・かや)さんの初主演作である。桃井かおりさんと組み合わせでもある。これだけでも、充分出かける価値がある。
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つばめ starring 清原果耶
主人公のつばめは、普通の中学生。中学校・クラスという小さな世界の中で、気を遣いながら毎日を過ごしている。でも、それは彼女だけが特別なのではなく、だれもみんな同じこと。
家には父親と母親がいる。母親は妊娠し、自分は否応なく姉になる。ものがたりのはじまりから、中学生なりの困難とたたかう。そんな彼女が書道教室の屋上で星ばあに出会う。
つばめは星ばあとのふれあいの中で、最初はこわごわと、徐々に信頼を寄せ、関係を築いていく。書道教室の先生や同級生との交流の中で、少しずつ大人になっていく。そんなひと夏のものがたりの主人公。
つばめは14歳。昨年夏の撮影なので、清原さんが17歳の時に撮影されている。
清原さんは、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」で、小松菜奈さんの演じた福寿愛美の中学生時代役で見たときが最初。テレビドラマではずいぶん姿を見ているが、ものがたりとスクリーンのど真ん中は、今回初である。今回年齢相応の役、やや古風というパブリックイメージとはずいぶん違うと感じた。普通の感じである。ただ、役柄のせいでもあるが表情の変化が目を引いた。とても豊かなのだ。やはり将来有望な女優さんとして注目されるだけのことはあると思う。
星ばあ starring 桃井かおり
星ばあは生きているのか死んでいるのか。つばめ以外に見えるのか見えないのかわか。ほぼわからないまま、ものがたりが進む。どっちなんだろう。見ている方は置いてきぼり。でも、想像はふくらむ。
図々しさと得体が知れないことから、最初は当然のようにつばめとの距離があるが、徐々にその距離が縮む。
桃井かおりさん。すごい女優さんなのは誰も知っている。僕も昔から知っているつもり。でも、それ以上のところを見せつけている。星ばあのような ”あやしげな” キャラクターができるのは、樹木希林さんぐらいだと思っていたが、違いました。
本作、つばめと星ばあの回りの人たち
つばめの父親を吉岡秀隆さん、母親を坂井真紀さん、主人公の実母、山上ひばりは水野美紀さん。三人ともいい感じに年齢を重ねている。
主人公があこがれる隣家の大学生浅倉亨は、伊藤健太郎さん。ここ1,2年ほど、非常によく顔を見る俳優さん。出演作で僕が見たことがあるのは、「先生!、、、好きになってもいいですか?」(’17)や「ルームロンダリング」(’18)がある。前者はライバル校の弓道部主将、後者は主人公八雲御子(池田エライザさん)の仕事を手伝うことになる青年の役。どちらも印象に残ってはいるが、最近の「今日から俺は!!」のツンツン頭の伊藤役のキャラクタ-の印象が強すぎて、実はどんな雰囲気の役者さんか不明な気がしていた。本作では何だかとってもいい人。さわやか青年である。
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☆三つ半かな。
極端に悪い人がでてこない、何となくファンタジックな終わり方。
自分の居場所がない。自分は愛されていないのではと思う主人公が、実は両親のあふれんばかりの愛情に守られていることを気がつく。家族再生とは違うけど、主人公が家族との絆を(再)確認する作品かな。
現在18歳の清原果耶さん、やはり必見である。
文中一部敬称略