全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

2021-06-09 13:54:12

2021-06-09 13:54:12 | 教師の仕事 2021+a

 本日は(超過)勤務時間の調整で13時半で学校を出ました。
 梅雨入り前、初夏のような日差しです。


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るろうに剣心 最終章 The Beginning

2021-06-09 04:00:00 | 全英連参加者 2021
「るろうに剣心 最終章 The Beginning」クライマックス・ポスタービジュアル  これまで語られることのなかった<十字傷>の謎に迫る。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く。(作品紹介より引用)

 6月5日(土)、AEON CINEMA大宮で見てきた。

 時系列的には映画第1作の前に位置する。しかし単純なPrequel(前日譚)でない。

+++++ ものがたり +++++ 

 人斬り抜刀斎
 不殺ころさずの誓いを立てる前、暗殺者としての剣心。新しい時代を作るためならば、その阻害要因となるものは、躊躇いなく抹殺する。
 長州藩の桂小五郎(高橋一生)のもとで、人斬り抜刀斎として恐れられた剣心。対馬藩邸でのシーン、その様子はこれまでの4作品とは全く別である。信じることのため、心を無にしているようだ。敵対するものから見れば、恐怖でしかない。
 剣心は京都所司代板倉十兵衛とその護衛役を斬る。いつも通りのことのはずだったが、護衛役清里明良(きよさとあきら, 窪田正孝)の生への執着が、強くトラウマとして残ることになる。頬の刀傷は清里がつけたものだ。

 剣心はある夜、質の悪い男たちに絡まれた女を助ける。帰路、何者かに襲われた剣心は返り討ちにする。礼を言おうと追ってきた女に、その一部始終を見られてしまう。この女が、後に剣心の妻となる雪代巴(ゆきしろともえ,有村架純)である。

 雪代巴
 この出会いは偶然か、必然か、仕組まれたものか。ネタバレになるので書くことは避ける。公開情報(The Final)で判明していることだが、巴は清里の許嫁である。
 清里を失い、人生を終わりを感じ、感情を喪失したような巴。彼女は剣心との交流から何を思い、憎しみの対象、剣心への感情が変化したのだろう。そして剣心に何を託したのか。剣心と巴の出会い、それぞれの変化、そして別離。
 前作(The Final)で剣心は、「自分が巴を斬殺した」と述べている。十字傷は...ここまでにしよう。

 本作は時代劇、アクション活劇の形をしたラブストーリーである。

+++++ キャストについて +++++

 有村架純 as 雪代巴
 こんな顔をしていたのか。それが第一印象。もちろん時代劇なので、着物姿の顔の印象を変えたことは考えられる。許嫁を斬殺された過去のある役、そのことが印象に影響をあたえた可能性もある。しかし、しかしである。とても綺麗である。
 運命に翻弄される、悲しみを背負わされた巴の姿。演じる有村さん、変化する憎しみの心に、自分を責めるような立ち振る舞い。凜としたものです。

 佐藤健 as 人斬り抜刀斎
 対馬藩邸での立ち回りは、すごい。
 暗殺の場面、池田屋事件で沖田総司と斬り合う抜刀斎、映画第1作以降の剣心とは、全く別人である。逆刃刀を持ち、不殺の誓いを立てる前の抜刀斎。佐藤さんがその狂気、信念をまとった姿を演じている。
 抜刀斎は鳥羽伏見の戦いで、新しい時代の到来を体感し刀を捨てる。第1作で登場する緋村剣心の誕生前に、こんなことが起きていた。見るものはそれを目撃することになる。

+++++ これで終演 +++++

 「るろうに剣心 最終章 The Beginning」ポスタービジュアル残念だけど、ものがたちにはいつか必ず終わりが来る。今回「最初」と「最後」を見ることが出来た。グランドフィナーレとして満足できる。

 文中敬称略

 前作の感想はこちら
 「るろうに剣心 最終章 The Final」(4/29)


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