アクティビティー・デザイン
・1単元のまとめの一つとして音読のテストをする。
・テスト前に練習時間を与えよう。
・ペアで練習をさせよう。
何をさせたいか、アウトラインを箇条書きする。
次に、何を言えばいいのか。言いたいのか。どんな指示をすればいいのか、指示の順番を考える。
こんな感じだ。
・みんなおはよう。さあ、授業を始めよう。 ・教科書15ページと16ページを開けて。 ・前回やったことのおさらいをする前に、二人ひと組ペアを作って。 (おさらい=音読のテスト) ・ジャンケンをして。 ・勝った人は本文を読み上げる。 ・負けた人は時計を見て、何秒で読めたかカウントして。 |
一つ目は不要かな。
これを英語で表現する。翻訳サイト、生成系AIはもちろん使う。
最終チェックをする。生徒の英語学習レベルを翻訳サイト、生成系AIは知らないから。
英語の指示
Good morning, everyone. Let's start the lesson. |
「英語の授業は英語で」の小さな取り組みだ。
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Duration
上の英文をGeminiに読み上げさせたところ、18秒程度である。
No. of Words
ハイフンで結ばれた語は1語(rock-paper-scissors)とすると57語。3語と見なせば59語である。
ここは57語*で計算してみよう。
rock-paper-scissorsはALTもよく使う ”Janken” でもいいかと思う。
18秒は1分の30パーセント。Geminiの読み上げ速度によると190wpm。これはかなり速い。埼玉県の県立高校入試リスニングよりも速い。
20秒で読むと、172wpm。
22秒で読むと、158wpm。
24秒で読むと、142wpm。
こだわりすぎもよくないが、20秒くらいで指示できれば、入試のリスニングテストのスピード並になる...かな。
こんなことを1年生の最初の授業から実践できれば、「英語の授業は英語で」の役に立つ。英語で話す場合の基準として、リスニングテストの分析をする意味がある。そう僕は考えているんですが。
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*57語
この語数は、埼玉県の公立高校入試問題,リスニング問題1と問題2の過去5年分の平均値の3割増しです。
この部分のwpmの平均値は152~154です。
’24年9月6日、「令和6年度埼玉県公立高等学校入試英語リスニングテスト分析」