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福井県立大学に国内初の恐竜学部(仮称)が誕生します!

2023-03-14 04:00:00 | 気になる 大学研究

恐竜(by いらすとや) 令和7年4月開設を目指す大学の情報を探していたら、表記情報がヒット。フェイクニュースかエイプリル・フールネタ(?)と考えた。
 違うようだ。


 昨年8月、福井県立大学は、国内初となる恐竜学部(仮称)を設置に係る情報をウェブサイトに載せていた。(福井県立大学恐竜学部(仮称)学部棟基本設計プロポーザルの審査結果について)
 仮称だが「恐竜学部」である。福井県大、名のる気満々である。

 同大の恐竜学研究所のホームページにリンクする形で、「恐竜学部(仮称)特設ページ」があり、以下の情報が掲出されている。


 福井県立大学に
 国内初の恐竜学部(仮称)が誕生します!
 2025年(令和7年)4月設置構想中

 設置される学部の名称・内容などは予定につき、変更される場合があります。


 本気まじのようだ。

 「恐竜」。。。何学部で勉強できるのか
 僕の《常識》では「理学部」か「教育学部」という感じがする。首尾よく福井県立大の「恐竜学部」が認可されたあかつきには、「恐竜」に特化することになる。

 ・「恐竜」は陸棲のもののみを指すのでないか。
  「翼竜・魚竜・首長竜・モササウルス」は研究対象外?
 ・「鳥類」は研究対象だろうか?

 ホントにこの名称で研究対象をカバーできるか。少々疑問である。

 いろいろ調べてみた。福井新聞(令和4年2月11日)によれば、新学部入学定員は30人。学部学科構成は_

 恐竜学部
  恐竜・地質学科(30)
   恐竜・古生物コース
   地質・古環境コース

 くり返しになるが、《構想中》で《仮称》である。

 なお、同大の学部学科構成は令和4年度現在、以下の通り。福井県内に4ヵ所キャンパスがある。
 福井県立大学ウェブサイトより引用。

経済学部
 経済学科
 経営学科
生物資源学部
 生物資源学科
 創造農学科
海洋生物資源学部
 海洋生物資源学科
 先端増養殖科学科
看護福祉学部
 看護学科
 社会福祉学科

 各学部に接続する大学院もある。
 恐竜学部は既設学部(学科)の組織改編で作るわけではない。既存の恐竜学研究所を母体(?)とする新学部学科構想に見える。
 恐竜学部の開設後、大学院研究科・専攻もできるだろう。学位は博士(理学)だろうか。

 恐竜学部は福井県立恐竜博物館(勝山市)の隣接地に整備する。
 1年次は経済学部、生物資源学部(生物資源学科)、看護福祉学部の永平寺キャンパスで一般教育科目を受講する。同キャンパスは1996年(平成8年)全英連福井大会の会場である。
 恐竜学部棟は令和8年度から供用開始。

+++++ +++++ 

 恐竜学部は新規設置認可案件だ。令和7年度新規設置なら、令和6年3月末(令和5年度末)に設置認可申請である。あと1年の勝負である。

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