全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

「超」安全志向

2020-01-06 04:00:00 | 気になる 大学進学

 来春の私大入試は「超」安全志向 早慶、MARCHなど志望者減
 人気顕著は情報系学部

 昨年12月22日の産経新聞他の記事なので、「来春」とあるが、1月からの入試(令和2年度入試)についての記事である。

 河合塾がまとめた入試動向調査(11月の全統マーク模試)結果を引用したもので、平成31年度入試でも見られた上位大学志望者が中堅大学に受験先を変更する傾向がさらに顕著になり、令和2年度入試ではさらに下位大学への志望者数が増加していることを取り上げている。
 現2年生から移行する大学入学共通テストに関連するごたごた(英語民間試験利用,国語・数学の記述試験導入、そしてそれらの撤回)を受け、現役合格のために受験生の間で例年以上に安全志向が高まっているという分析である。

+++++ +++++

関東圏 増減 関西圏 増減
早稲田 ▲7 関西 ▲5
慶応 ▲11 関西学院 ▲8
上智 ▲2 同志社 ▲6
東京理科 ▲2 立命館 1
明治 ▲4 京都産業 4
青山学院 ▲6 近畿 ▲14
立教 ▲8 甲南 4
中央 ▲4 龍谷 ▲3
法政 ▲9 摂南 19
日本 5 神戸学院 19
東洋 ▲15 追手門学院 45
駒沢 ▲13 桃山学院 61
専修 ▲4 ▲はマイナス
大東文化 4
東海 11
帝京 4
桜美林 23
関東学院 13

 河合塾の分析を元に産経新聞が作成したものを再掲。

+++++ +++++

 実際、僕たちの分析・感じ方も同じである。
 勤務校は埼玉県立の高校としては、中堅レベルの学校だと思う。その学校で今年の入試で起きていることは、対昨年度(’19年3月卒)比、3割程度推薦入試とAO選抜による合格内定者が増加したことだ。一般受験で受験する生徒が減少しているのである。

 学校の進路指導部に送付されている各種資料も点検したが、確かにこの傾向はある。ただ、産経にさらに下位大学とされた大学だけが大学ではない。それ以外(それ以下)はすでに推薦入試、AO選抜で学生を確保しているところもあるが、そうでない大学もたくさんある。それらはどうなるか。大幅減とされた東洋と駒沢、減の専修(日東駒専)だが、倍率が1倍を切るわけではない。減少しただけである。これらのマイナス傾向が、1月もそのままか、それとも倍率が低下により、受験生の目が向くか。
 ・・・どうなるのだろう。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019年ブレイク女優ラン... | トップ | MUST SEE‼ »
最新の画像もっと見る

気になる 大学進学」カテゴリの最新記事