去年の8月、「84歳大学生」というエントリで80歳過ぎてから大学に入学し、勉強している方が書いた本を取り上げた。
ちょっとまえに、64歳で埼玉県の県立高校の定時制課程を3月に卒業する方のことが新聞で取り上げられていた。
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この方は埼玉県吉川市の島崎博さん(64)、県立吉川高定時制課程を卒業する。お孫さんが3人。
2002年に同校入学、4年間の学習を終え3月3日卒業になる。
今年度で64歳だから、昭和16年~昭和17年のお生まれかな。。。
記事によれば、島崎さんはお父様のご病気のため、中学2年で同市内の中学を中退されたとのこと。正確にはわからないが、中学校課程を未修了のまま社会に出られたのだと思う。そのご苦労は理解・想像の範囲を超える。
30代で独立した後も高校進学の夢を持ち続けた。知人の中学校長らのアドバイスで'01年に中学校卒業程度認定試験に合格して、高校入学(受験)のチャンスを得られたとのこと。
そのがんばりに圧倒される。
高校で学ぶことを希求し続けた、その態度に敬服する。
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学ぶことの大切さ、学べることのありがたさ。
翻って自分はどうなのか。いま自分が受け持っている生徒たちはどうなのか、考えさせられる。もちろん自分も、生徒たちもそれなりに学んでいるが、である。
生きてきた時代も、環境も、立場も違う。そのがんばりは見習いたい。