沖縄タイムス(2/28付)によれば、名桜大学が公立学校化するとのこと。実現すれば、高知県が設置した公立民営大学である高知工科大学が、地方独立行政法人に設置・運営主体が変更になることに続くことになる。
地方独立行政法人(独法)による大学設置・運営は、公立大学(県立・市立)等を独法化することで、建前はともかく、コストダウンをはかるためのものだったはずだ。公立民営とはいえ学校法人の運営している大学が独法化するのは、本来の発想とは違う感じがする。
…賛否を言えるほど、僕はまだ、細かく勉強していない。
記事によれば、独法化することによって、学科によって異なるものの、年間120万円(人間健康学部看護学科)から75万円(国際学群)の幅の学費が、県立大学並みの50万円台となる見込みであるとのこと。
…その分はどこからお金が来るのだろう。
公立大学法人は、独立行政法人の一形態。2004年に制度化。'08年に中央教育審議会による教育費の家計負担の是正を求める提言などを受け、公立大学法人化への流れが加速している。そんなことが記事には書かれていた。
関係者のコメントが出ていた。
比嘉理事長
「来年4月の移行を目指し全力でやる。北部市町村への協力を求めたい」
島袋吉和理事長(名護市長:北部12市町でつくる北部広域市町村圏事務組合)
「議論を進め広域圏としても協力していきたい」
***** *****
名桜大は1994年に沖縄県と北部12市町村が設立した。僕にとってはなじみの大学である。
…母校と単位互換協定を結んでいるのだ。
***** *****
記事を読んだ限りだが、話しは着々と進んでいるようにも思える。地元埼玉県立大学も平成22年度から地方独立法人に運営を移管することになるらしい。この動き、今後とも注目・注視したいと思う。
名桜大が公立学校化すると、平成22年度当初、沖縄県に四年制7大学は、4大学が国公立大学と言うことになる。かなり、特殊な状況である。
名桜大学ウェブサイト
→ http://www.meio-u.ac.jp/