<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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早朝、東京への出張で関西空港に到着した私は8時発の羽田行に搭乗するため保安検査場をくぐった。

昨年の今頃までは関西空港の保安検査業といえば2箇所しかゲートが開いておらず、
「利用する人がほとんどいない」
過疎化する国際空港として、ますます寂しくなっていたのであった。
ところがやんちゃくれの大阪府知事が「伊丹を廃止して関空に統合!」などと言い始めたので俄に活気づいたのか、最近の関空は国内線ロビーもそこそこ混雑しており保安検査場も三箇所以上開いていることが少なくない。
ちなみに国際線ロビーはもともと混雑しているので、成田並に混雑されると不便になるから今のままがいいと個人的には思っている。

で、保安ゲートを抜けて出発ロビーに出た私は、朝のコーヒーを買い求めようかと考え立ち止まった。
しかしすぐさま空港のコーヒーは特別おいしいということもない割には駅の立ち食いうどんとに対して変わらない価格であったことを思い出し、コーヒーは東京に着いてから、しかも都内に出てからドトールかベーローチェでいいかも、と妥協することにした。
さらに搭乗する便がANAのチケットだったのだが機材はスターフライヤーであることを思い出し、「お。コーヒー機内で飲めるやんけ」と思ったのだった。
ケチケチANAはこの4月から機内サービスが有料になってしまい気軽にジュースさえ飲めなくなっているのだ。
それに比べて弱小エアラインのスターフライヤーはタリーズコーヒーが飲めたりなんかする。

そんなこんなを考えながら、ふと私が乗る19番ゲートとは反対側の左手をみると、「ANA」「ANA」の紺碧のマークが描かれた垂直尾翼が並ぶ向こう側に「ダビンチのヘリコプター」マークが描かれた水色の垂直尾翼が目に止まった。

「おおー!」

ヒコーキ大好きな私は古の人気番組11PM水曜日の新聞見出しのように「思わず興奮」。
なんと関西空港に「モヒカンジェット」が駐機していたのだ。



20年ぶりに期間限定で復活した懐かしい全日空のモヒカンジェットに、ここ関西空港で出会うことができるなんて意外だっった。
モヒカンジェットは羽田~九州限定ではなかったのか。
搭乗開始まで10分あったので私はカバンからデジカメを取り出し遙か北に駐機しているモヒカンジェットのゲートに向かって一目散に走り始めた。

ということで、朝から年甲斐もなくデジカメ小僧となって写真を撮りまくった朝の関空なのであった。



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