<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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タレントのみのもんたの息子が釈放されたというニュースを読んでいて、

「これが芸能人の息子として生まれてこなければ、単なるチンピラで済んだのに」

と、なんとなく思った。
同じことは三田佳子の息子が逮捕された時も感じたのだが、この著名人の息子たちというのは、どのような考えを持って、どういう価値観で人生を送っているのだろう。

一連の週刊誌で報道されている情報によるとみのもんたには2人の息子がいて、どちらも親のコネクションと思われる方法で日本テレビとTBSに入社している。
そしてどちらも社員としては決して有能とは言いがたく、会社としても「持て余し社員」として存在しているようだ。
驚いたことに、在京テレビ局の新入社員の3分の1から半分近くがこのような驚くべきコネクションによって採用されているといい、
「就業の自由」
「言論の自由」
などとお題目を並べて、国家から特別な免許を受けて営業をしている放送局が、キレイ事を並べるだけのグレーの塊というのも今の日本の問題点かもしれない。

今回もみのもんたの非社会的組織との関連を指摘されているが、非社会的組織と連携し、談合や暴言などを繰り返すことを悪いと思わず、銀座のクラブでその筋の人達と親子揃って大騒ぎする(いずれも文春や新調などの週刊誌によると)親子が、まともな人たちとは到底思えないのだ。

この「まともでない人」たちをコリもせずにラジオやテレビでパーソナリティとして使い続ける放送局というのも、一体どういう会社なのであろうか。
政治や経済を操るような言動をし、時には恫喝もする。
「私に楯突いたら不利な記事を書きますよ」
と橋下徹大阪市長を恫喝したのは朝日新聞の記者なのであった。
その不利な記事を朝日だけでなく読売も毎日も日経も、よりによって産経も提供し、目論見通り大阪府堺市長選挙は僅差で維新の会が敗れた。

非社会的組織と関係を持ち続け、チンピラや泥棒のまね事をする息子を持つタレントを使い続ける放送会社に存在意義はあるのだろうか。

芸能人の息子が起こす事件は、そういう意味で日本の言論世界の問題点を顕にしているのかもしれない。

ただのチンピラなら、そんな影響力はないのだ。

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