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大橋巨泉が亡くなった。
なぜかショックが大きい。

ほんの数日前に永六輔死去のニュースが流れ、先週末のテレビ情報番組では永六輔の残してきたテレビ界の偉業についてあれこれ報道されていた。
私は永六輔といえばNHKのバラエティ番組「テレビファソラシド」が最も記憶に残っているような案配でそれより昔も、それより後も龍角散のコマーシャル以外は印象がそれほど強くない。
ところがこれが大橋巨泉となるとそうはいかない。

子供の頃に見た「巨泉前武のゲバゲバ90分」はもとより「クイズダービー」「世界まるごとハウマッチ」「巨泉の使えない英語」などバラエティ番組を思い出すだけではなく、「はっぱふみふみ」の万年筆のコマーシャルや「なんでも鑑定団」にゲスト出演して司会者よりも偉そうにしていた姿が」印象に残っている。
その各印象のひとつひとつ以上に印象に残っているのは「11PM」かも知れない。
それほど、大橋巨泉の印象は強烈だ。

その大橋巨泉が逝ってしまった。

「永六輔さんの訃報はあえて伝えませんでした」
奥さんのコメントが胸をつくだけではない。
もしあの世というものがホントにあって、そこに行った大橋巨泉が永六輔に出会ってしまうなんて、これほど凄いことはないように思ってしまう。

もしもあの世にテレビがあったなら。
そこから巨泉や前田武彦や永六輔が出会うバラエティをぜひとも中継してもらいたい。
そんな寂しい想像をしてしまうニュースなのであった。

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