<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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夏の高校野球が記念すべき100回を迎えて今大会は毎日試合開始時に「レジェンド」な元選手が登場して始球式を行っている。

初日の松井秀喜から始まり、昨日の定岡にはかなり驚きを得た。
髪の毛は真っ白。
まだ60歳ぐらいなのでお爺さんみたいな風貌にはいささかショックを受けたのであった。

これから登場する私が見たいレジェント選手は11日の水野、16日の板東英二といったところだ。
板東英二が真面目にボールを投げるのを見るのは久しぶりなので、投げる瞬間はみんなで「ビンゴ〜、シュ〜ト〜〜〜!」といって欲しいくらいだ。
もっともこのネタは関西地方の私以上の年代のものにしかわからないネタではある。

でも最も見たくて見られないのは20日の桑田で、正直に申し上げて「桑田が出るののら清原も」というのが私のわがままな願いなのだ。

PL学園の桑田清原で大いに盛り上がったその時。
私は大学生から社会人に変わる頃で、2人の活躍をテレビで見ながら「すごいな〜」と思っていたのは昨日のことのように思い出す。
同時に就職活動に苦しんだことや、社会デビューにいささか躓いたことや、阪神タイガースが優勝したり日航機が墜落したり、あるSF番組のコンベンションをやったりということが思い出され、今よりもさらに未熟者であったあの頃にぐい〜〜〜んと記憶が飛ぶのだ。

2人のプロデビューはかなりの問題はあったものの、それでも時代を代表する野球選手であったわけで、その特別度はもしかすると松井秀樹はおろかイチローなども足元に及ばないほどの時代のランドマークでもある。

覚せい剤というとんでもないものに手を出してしまった清原ではあるが、脱税というこれまたとんでもないものに手を染めていた板東英二が登場するのであれば、やはり清原の登場も認めて欲しいというのは、わがままだとは思いながら、レジェンドを語るのであれば彼が出ない甲子園レジェンドはありえないような気がしてならないのだ。

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