萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚366

2015-06-26 10:31:06 | 雑談寓話
「やっぱりそれって…結婚は体面と子供つくるためってことかな、」

そんな発言した花サンに言葉なんてかけるべきなのか?

ここで言う結婚=御曹司クン相手の結婚で、
こんな話するほど花サンは御曹司クンとの未来設計を考えている、
そこにある感情×事情と、そしてもう一方の言い分を記憶から言ってみた、

「たしかに御曹司クンは体面も大切だろね、でも子供がほしいのは体面や義務だけじゃないと思うけど?笑」

子供がほしい、

そんな願いはフツーでありふれているんだろう、
普通、だからこそ願いたい彼の言葉そのまま言った、

「息子とキャッチボールしたいってアイツ言ってたよ、」

これって花サンには意外だろうな?
そのままちょっと驚いた顔で彼女は言った、

「キャッチボールなんて、そんなこと御曹司サンが言うの?」
「言ってたよ、それには幸せなお母さんやれるパートナーじゃないと無理だろ?笑」

笑って答えながら改めて思った、
アイツがほんとに欲しいのは「お母さん」かもしれない?

祖母がめんどう見てくれた、
母は仕事か下のきょうだいに集中していた、
家庭のゴハンに憧れる、

そんなことを御曹司クンは言っていた、
そんな話するくらい飢えているんだろう、家庭&母親を。
だから選べない当然のことに笑った、

「御曹司クンが欲しいのは息子とキャッチボールして笑える家だよ、自分はそーゆーのアイツとは無理、だから花サンは自分に嫉妬する必要ないだろ?笑」

どう考えても無理だろう?
そう思ったまま言って、だけど花サンは疑問を投げた、

「でも普通に男女の恋愛だったら出来たんじゃない?どっちが男で女でも、智さんなら御曹司サンのこと幸せにしちゃいそうだもん、」

そーゆー解釈もあるんだな?笑
そして彼女の懸案事項でもあるんだろう、だから笑った、

「幸せになるほど逆にアイツを追い込むと思うよ?自分の一番になれないってさ、笑」

だって御曹司クンは「一番」になりたがっていた、
でも自分の一番は彼に超えられない、他の誰にも超えられないだろう?
そう思い知らされてきた今までを想いながら、花サンに訊かれた、

「私も御曹司サンを一番にはできないかもしれないよ?」
「だね、でも自分よりは可能性あるんじゃない?笑」

笑って思ったまま応えて、
そうしたらまた訊かれた、

「それって時間の差?一緒にいた時間、」

ほんとその通りだ?
そのままただ笑ったら彼女は少し笑った、

「大学生の3年未満、あのひとは私と一緒にいてくれて。それでも忘れられないんなら智さんは6倍だものね?」

聞いて 4ブログトーナメント


出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第83話 雪嶺 act.6-side st... | トップ | 山岳点景:黄昏雲 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑談寓話」カテゴリの最新記事