萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

皆既月食×Jean Nicolas Arthur Rimbaud

2022-11-09 22:17:04 | 文学閑話翻訳詩
皆既月食の夜に、
ランボオ『L'eternite'』×皆既月食


皆既月食×Jean Nicolas Arthur Rimbaud

Ame sentinelle,
Murmurons l'aveu
De la nuit si nulle
Et du jour en feu.

魂の守人よ、
告解を囁いて
君に融けこんだ原点の夜を
それから君に焦がれた炎天を。

Des humains suffrages,
Des communs elans
La tu te degages
Et voles selon.

人が与えられた天賦は、
共鳴する進化の力
解き放たれた君を見せて
概念に囚われず高く。
【引用詩文:Jean Nicolas Arthur Rimbaud『L'eternite'』より抜粋自訳】


昨夜の皆既月食と似合うかな―思ったので載せてみました、笑
ランボオはよくアウトローというか野卑な言葉遣いで訳されがちですが、人となりを知って訳してみると哲学的な印象だなあと。
おそらく最初に訳した明治時代の学者さんがハスッパ語調で訳したモンだから、ソレ踏襲しちゃってるのかなあとも。
あと念のため・翻訳とはいえ無断転載転用は違法NGです/前に無断転載どころか盗作その方が翻訳した貌されたコトあったので。笑
ちゃんと自分の感性と心遣って自分に生まれたコトバで訳してみるの楽しいモンです、ぜひソッチしてみて頂けたらなーと。
秋は山の日暮れは早い×寒いので登山の方はお気をつけて・早く越境して山歩けるよーになりますよーに。
【撮影地:神奈川県2022.10】

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