萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:銀河の尖塔―Nobeyama Radio Observatory

2016-04-11 23:00:00 | 写真:山岳点景
学塔にて



山岳点景:銀河の尖塔―Nobeyama Radio Observatory

上は45mミリ波電波望遠鏡、国立天文台野辺山宇宙電波観測所にあります。
望遠鏡は愛称「ヨンゴー」初対面は↓こんな遠望からでした、笑



昨日は水芭蕉の森から↓ここへ。



分水嶺=天候がどちらにも属し・かつ・属さない。
ようするに天気の変わり目ポイントだってことです、そういう気候帯は天気予報が難しいんだとか。
そんな分水嶺ポイントの正面は八ヶ岳、もちろん遠望の撮影ポイントになります。



この岩場は「獅子岩」と呼ばれているんですけど、登る方向次第でやや危険。



ちゃんとしたルートで登れば楽に八ヶ岳の絶景に逢えます、昨日は曇気味いまいちでしたが、笑



で、ふりむいたら写真2枚めの風景が見えて、
あれ意外と近いじゃん?と嬉しくなってイキナリ見学に行きました、笑



受付を済ませ携帯電話OFFで入場、すぐミリ波干渉計が見えます。



このアンテナは専用の移動用台車で観測位置を変えることができるんだとか。
現在は科学運用を終了しているそうですが、見応え楽しいです。



合間に体験設備や解説パネルがあります、ぜんぶ読んで回ると時間かかりますがオススメです、笑



草原に映えるのは電波へリオグラフ、太陽専門の電波望遠鏡で名古屋大学地球環境研究所が運用しているそうです。



敷地の最奥に「ヨンゴー」45mミリ波電波望遠鏡があります。



分度器なとこカッコいいんですけど、この部分が稼働します。



下の回転盤も動きます、いろんなスピードで動いて面白かったです、笑



45mミリ波電波望遠鏡はミリ波と呼ばれる電波を観測する電波望遠鏡です。
このヨンゴーが世界最大の口径で、大口径により天体からの微弱な電波を捉えられるワケです。



ヨンゴーすぐ傍の建屋に展示スペースがあります。
小さいけれど元素の模型から天文学の初歩、古い機材の展示がされていて内容ケッコウ濃いです。
展示室は外階段から入る2階なんですけど↓そこでテントウムシ見かけました、笑



野辺山高原は標高1,350m、水蒸気量が少なく周囲を山に囲まれた盆地+寒冷地ながら雪が少ない場所です。
そうした天候&環境の条件が電波観測の最適地としてこの研究所が設立されたんだとか。



電波とらえる尖塔、あわい太陽が射しました。


第132回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント - 旅行ブログ村
第132回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
撮影地:国立天文台野辺山@長野県南佐久郡南牧村

この研究所では一切の電子通信機器がNGです、携帯電話やスマホはもちろん自撮棒も使えません。
電波の研究施設だってことを理解してマナー遵守の上で楽しんでくださいね、笑
また電波の影響下なため体質や体調によっては頭痛などあり得ます、
ペースメーカーなど医療用電子機器も相談して無難かなと。

にほんブログ村 写真ブログ 山・森林写真へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ 

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第84話 整音 act.15-side s... | トップ | 山岳点景:夏兆す »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
danさんへ ()
2016-04-12 20:04:26
野辺山は風景もイイところで山野草の美しいポイントも近いです、きっとご主人なら気に入られるだろうと思います。
無線局開設なんてスゴイですね、電波望遠鏡とは用途が違いますがご興味もたれたろうなあと。大切な想い出話をありがとうございます。
ちなみに登山でも高難度になれば連絡ツールとして無線が必要になります、自分は使うことないのですが、笑
返信する
Unknown (dan)
2016-04-12 17:11:53
野辺山にこういう施設があるのはしりませんでした。
私は関心ないのですが夫は若い時無線をやっていて
かなり興味を持っていたのでこのブログみたらきっとすぐに野辺山へ行こうと言ったかも。
実は私のメールアドレスも彼のコールサインです。
また無線局を開局するつもりだったらしく亡くなった後
机の引き出しから申請書が出てきてうるうるでした。
つい懐かしくて、思い出話が長くなりごめんなさい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

写真:山岳点景」カテゴリの最新記事