雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚189
1月最初の土日、花サンとの雪山から帰宅して花サンと歯医者のメールに返信して、
それから3通目@御曹司クンに返信したら電話が来て、
「そのへん話したいから…明日とか時間つくってくんない?」
なんて言われた翌日月曜、フツーに仕事へ行った。
正月明けの職場はナントナク休み気分で、だけど相変わらず忙しくて、
そして特設だったはずのプロジェクトチームは解散しないまま第2弾をこなしていた、
「なー元の所属に帰れるって話だったのに、いつだろな?」
「このまま延長されそうだよね、今回の次第ではさ、笑」
「延長かーキツイけど慣れても来たからなー、」
ってカンジの会話たまにしながら仕事&同僚お互い慣れてきていて、
本音のとこ今のままでも良いかなーなんて自己都合もあった、
だって元所属に戻ったら席は御曹司クンが目の前だ、
っていうか御曹司クン+花サン+坊ちゃんクンもいる、
ソンナとこに今さら席が戻ったらアレコレメンドクサイことになるだろう?
そういう予想は簡単だったから今のままでいいかーなんて考えながら仕事して終業後、20時過ぎくらいに上がった、
で、エレベーター乗ろうとしたら御曹司クンが飛びこんで笑った、
「はー…捕まえれた、おつかれー、笑顔」
ホント捕まった感だよね?笑
なんて感想と笑って言ってやった、
「待ち伏せしてたワケ?笑」
「ある意味そう、」
ってカンジに即答うなずかれて、ちょっと困った。
待ち伏せするほど待ちかねられていた、そんな相手の本音を今から聴くことになるワケだけど、
たぶん話長くなるんだろな?でも月曜から遅くなるのキツイなー、
とか正直なトコ思うわけで、
だから正直なまんま言った、
「月曜だし1時間きっちりで帰るよ?笑」
週末は出掛けて雪山で、ソレで月曜から飲みとかホントのトコキツイ。
だから出来るだけ早く帰って寝たいなーって本音に御曹司クンは少し凹んだ、
「なーそんなに俺の誘いって迷惑?凹」
その質問ちょっと回答迷うよね?
なんて正直な感想そのまま言った、
「友達づきあいは楽しいけどね、今回みたいなことは迷惑、笑」
まだ職場ビル内、だから敢えてボカした言い方した、
御曹司クンも花サンも同僚、ソレが揉めてるなんて職場空気に悪い。
だからボカした糸を当然理解したろう御曹司クンは黙りこんで一緒にエレベーターを降りた、
今の台詞かなりダメージ力あったかな?
そんな横顔にちょっと可笑しかった、
これだけ凹んでくれるなら少しは解かってくれたろうか?そう期待しながら訊いてみた、
「で、なに系の店に行きたいワケ?笑」
理由なんであれ凹ませたのは可哀想だ、
だから行先に譲歩したら御曹司クンは言った、
「おまえん家に行きたい、」
こいつマジなに言ってんだろね?
こんなメデタイ返答に笑ってやった、
「却下、笑」
「うぅ、そんな即答で拒まなくてもイイじゃんかー凹」
「ダメモト言ってる分だけ時間減るけど?笑」
「う、じゃあ俺の好きなトコ行く、」
なんてカンジに話まとまった先は昨冬、一年前のクリスマスに行った店だった。
で、お決まりなジントニック頼んだら届いた一杯目、同じモン2つ来たから笑った、
「おまえいつもビールじゃん、なに真似っこしてくれてんの?笑」
「俺も今日はジントニックな気分なだけだし、拗」
って返事してくれた貌は拗ねながらナンカ照れてて、
こういう貌されるとあんまり憎めないなー思いながら呑みはじめたら御曹司クン訊いてきた、
「あのさー…やっぱオマエの中で俺ってワルモノで邪魔者?」
あ、こういう質問って切ないな?って正直思った、
邪魔者アツカイ悪役ワルモノなんて誰でも嬉しくないけれど、
それは御曹司クンみたいなヤツにとったら慣習化している感覚かもしれない?
そんなこと想ったまんま質問返しで訊いてみた、
「おまえがバイでゲイだから邪魔者ワルモノになってるんじゃない、ってコトは解ってる?」
そこんとこ勘違いしないでほしいな?
そう笑ったグラスの向こう暗い照明の下、たぶん赤くなった御曹司クンが言った、
「っ、そんなハッキリ言うなよバカ(照拗)…でも、ありがと、」
こんな返事なら解かってるのかな?
そんな相手に遠慮なく訊いてみた、
「なんでありがとうナンテ言うワケ?笑」
「だって、俺のこと差別とかしてないじゃん、そういうの嬉しいから、」
そう答えて御曹司クンちょっと笑って、その笑顔がなんだか哀しかった。
こんなふうに素直に「差別とかしてない」とか「嬉しい」なんて言うアタリ御曹司クンの孤独感は強くて、
それだけ孤独だから花サンにも結局は酷いヤツにしかなり得ていない、そういう行き違いみたいなものが哀しかった、
もし御曹司クンがゲイでもバイでも無かったら違うのかな?
そんな仮定形を考えても仕方ないんだけど、
でも昨日一昨日ずっと見ていた花サンの手首を想うと遣りきれなくて、
そこらへん御曹司クンにも解ってほしい、ナンテ想うこと自体が自分も甘いかもしれないけど言ってみた。
「おまえ、年越カウントダウンの後で花サンの手首って見た?」
たぶん見てなんかいないだろう?
そんな予想通りに俯き加減の声が応えた、
「見てねーけど…見てるわけ無いじゃん、」
「だったら見てみな?」
即答して見た向こう御曹司クン目が大きくなって、
なんでだろ解らないって顔するから教えてやった、
「おまえが少しでも花さんのコト大事に想うなら、ちゃんと向きあいな?おまえの身勝手が付けさせた傷だから、責任ないとは言えないだろ?」
花サンが自傷行為するのは死ぬためじゃない、生きてる確認したいだけ。
痛覚にすら縋っても生きてる実感していたい、そういう生き方を否定することはしてほしくなかった。
きちんと向きあって受けとめて、それから謝って自傷の原因点を償ってほしい。それくらいの誠意は期待したい相手は言った、
「でも俺には田中さん、心開かねーもん…おまえとは違う、」
「おまえも花サンに心開いてないだろ?だから会話にならないんだろが、」
想ったまま率直に言ってやっぱり困るな思った、
御曹司クンと花サンはお互いに歩み寄るツモリが結局ない、それなのに寄添っちゃった時間がある、
そこには恋愛感情ゼロってことは無いと信じてあげたかった、でもそれは御曹司クンの為より花サンの為でしかない、
なんて自分の考えを気づけないまんま御曹司クンは言った、
「別にイイもんね、どーせ元から会話なんかホントには出来ないしさー…おまえみたいに言わないで解かってくれるのが嬉しいし、大好きになる、」
今すでに会話成立58%って気がするけど?
何でも受け入れるブログトーナメント
Aesculapius「智者の杜9」とFavonius「少年時譚 act.35」読み直したら校了です。
その校正が終わったら第78話の続きを予定しています、
この雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので。
楽しんでもらえてたら嬉しいんですけど、ってことで短いけど続きです、笑
取り急ぎ、
智
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1月最初の土日、花サンとの雪山から帰宅して花サンと歯医者のメールに返信して、
それから3通目@御曹司クンに返信したら電話が来て、
「そのへん話したいから…明日とか時間つくってくんない?」
なんて言われた翌日月曜、フツーに仕事へ行った。
正月明けの職場はナントナク休み気分で、だけど相変わらず忙しくて、
そして特設だったはずのプロジェクトチームは解散しないまま第2弾をこなしていた、
「なー元の所属に帰れるって話だったのに、いつだろな?」
「このまま延長されそうだよね、今回の次第ではさ、笑」
「延長かーキツイけど慣れても来たからなー、」
ってカンジの会話たまにしながら仕事&同僚お互い慣れてきていて、
本音のとこ今のままでも良いかなーなんて自己都合もあった、
だって元所属に戻ったら席は御曹司クンが目の前だ、
っていうか御曹司クン+花サン+坊ちゃんクンもいる、
ソンナとこに今さら席が戻ったらアレコレメンドクサイことになるだろう?
そういう予想は簡単だったから今のままでいいかーなんて考えながら仕事して終業後、20時過ぎくらいに上がった、
で、エレベーター乗ろうとしたら御曹司クンが飛びこんで笑った、
「はー…捕まえれた、おつかれー、笑顔」
ホント捕まった感だよね?笑
なんて感想と笑って言ってやった、
「待ち伏せしてたワケ?笑」
「ある意味そう、」
ってカンジに即答うなずかれて、ちょっと困った。
待ち伏せするほど待ちかねられていた、そんな相手の本音を今から聴くことになるワケだけど、
たぶん話長くなるんだろな?でも月曜から遅くなるのキツイなー、
とか正直なトコ思うわけで、
だから正直なまんま言った、
「月曜だし1時間きっちりで帰るよ?笑」
週末は出掛けて雪山で、ソレで月曜から飲みとかホントのトコキツイ。
だから出来るだけ早く帰って寝たいなーって本音に御曹司クンは少し凹んだ、
「なーそんなに俺の誘いって迷惑?凹」
その質問ちょっと回答迷うよね?
なんて正直な感想そのまま言った、
「友達づきあいは楽しいけどね、今回みたいなことは迷惑、笑」
まだ職場ビル内、だから敢えてボカした言い方した、
御曹司クンも花サンも同僚、ソレが揉めてるなんて職場空気に悪い。
だからボカした糸を当然理解したろう御曹司クンは黙りこんで一緒にエレベーターを降りた、
今の台詞かなりダメージ力あったかな?
そんな横顔にちょっと可笑しかった、
これだけ凹んでくれるなら少しは解かってくれたろうか?そう期待しながら訊いてみた、
「で、なに系の店に行きたいワケ?笑」
理由なんであれ凹ませたのは可哀想だ、
だから行先に譲歩したら御曹司クンは言った、
「おまえん家に行きたい、」
こいつマジなに言ってんだろね?
こんなメデタイ返答に笑ってやった、
「却下、笑」
「うぅ、そんな即答で拒まなくてもイイじゃんかー凹」
「ダメモト言ってる分だけ時間減るけど?笑」
「う、じゃあ俺の好きなトコ行く、」
なんてカンジに話まとまった先は昨冬、一年前のクリスマスに行った店だった。
で、お決まりなジントニック頼んだら届いた一杯目、同じモン2つ来たから笑った、
「おまえいつもビールじゃん、なに真似っこしてくれてんの?笑」
「俺も今日はジントニックな気分なだけだし、拗」
って返事してくれた貌は拗ねながらナンカ照れてて、
こういう貌されるとあんまり憎めないなー思いながら呑みはじめたら御曹司クン訊いてきた、
「あのさー…やっぱオマエの中で俺ってワルモノで邪魔者?」
あ、こういう質問って切ないな?って正直思った、
邪魔者アツカイ悪役ワルモノなんて誰でも嬉しくないけれど、
それは御曹司クンみたいなヤツにとったら慣習化している感覚かもしれない?
そんなこと想ったまんま質問返しで訊いてみた、
「おまえがバイでゲイだから邪魔者ワルモノになってるんじゃない、ってコトは解ってる?」
そこんとこ勘違いしないでほしいな?
そう笑ったグラスの向こう暗い照明の下、たぶん赤くなった御曹司クンが言った、
「っ、そんなハッキリ言うなよバカ(照拗)…でも、ありがと、」
こんな返事なら解かってるのかな?
そんな相手に遠慮なく訊いてみた、
「なんでありがとうナンテ言うワケ?笑」
「だって、俺のこと差別とかしてないじゃん、そういうの嬉しいから、」
そう答えて御曹司クンちょっと笑って、その笑顔がなんだか哀しかった。
こんなふうに素直に「差別とかしてない」とか「嬉しい」なんて言うアタリ御曹司クンの孤独感は強くて、
それだけ孤独だから花サンにも結局は酷いヤツにしかなり得ていない、そういう行き違いみたいなものが哀しかった、
もし御曹司クンがゲイでもバイでも無かったら違うのかな?
そんな仮定形を考えても仕方ないんだけど、
でも昨日一昨日ずっと見ていた花サンの手首を想うと遣りきれなくて、
そこらへん御曹司クンにも解ってほしい、ナンテ想うこと自体が自分も甘いかもしれないけど言ってみた。
「おまえ、年越カウントダウンの後で花サンの手首って見た?」
たぶん見てなんかいないだろう?
そんな予想通りに俯き加減の声が応えた、
「見てねーけど…見てるわけ無いじゃん、」
「だったら見てみな?」
即答して見た向こう御曹司クン目が大きくなって、
なんでだろ解らないって顔するから教えてやった、
「おまえが少しでも花さんのコト大事に想うなら、ちゃんと向きあいな?おまえの身勝手が付けさせた傷だから、責任ないとは言えないだろ?」
花サンが自傷行為するのは死ぬためじゃない、生きてる確認したいだけ。
痛覚にすら縋っても生きてる実感していたい、そういう生き方を否定することはしてほしくなかった。
きちんと向きあって受けとめて、それから謝って自傷の原因点を償ってほしい。それくらいの誠意は期待したい相手は言った、
「でも俺には田中さん、心開かねーもん…おまえとは違う、」
「おまえも花サンに心開いてないだろ?だから会話にならないんだろが、」
想ったまま率直に言ってやっぱり困るな思った、
御曹司クンと花サンはお互いに歩み寄るツモリが結局ない、それなのに寄添っちゃった時間がある、
そこには恋愛感情ゼロってことは無いと信じてあげたかった、でもそれは御曹司クンの為より花サンの為でしかない、
なんて自分の考えを気づけないまんま御曹司クンは言った、
「別にイイもんね、どーせ元から会話なんかホントには出来ないしさー…おまえみたいに言わないで解かってくれるのが嬉しいし、大好きになる、」
今すでに会話成立58%って気がするけど?
何でも受け入れるブログトーナメント
Aesculapius「智者の杜9」とFavonius「少年時譚 act.35」読み直したら校了です。
その校正が終わったら第78話の続きを予定しています、
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楽しんでもらえてたら嬉しいんですけど、ってことで短いけど続きです、笑
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