萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚287

2014-12-04 00:50:07 | 雑談寓話
なぜ御曹司クンは幼馴染クンが結婚することを認められないのか?

「元カレな幼馴染クンを大切に想ってるからゲイ寄りのバイなことも大切な自分の一部って想えるんだよ。でも幼馴染クンがゲイであることを棄てて結婚するってなると、ゲイになった原点に裏切られたって感じても仕方ないよね?」

って答えたら花サンはため息と笑った、

「あー、なんかホント憎めなくなっちゃう、困るね?」

ほら、優しいんだよね。
こういう彼女と真直ぐ向きあえたら幸せになるんだろう、そんなこと思いながら笑った、

「御曹司クンがゲイ寄りバイでも愛せそう?笑」
「うーん、それはまだ解らないけど、」

微笑んで答えてくれる助手席は6月の空が青いからか爽やかだった、
こういう優しさを御曹司クンも解っている、だからメールしてくるんだろう。
それが本当の愛情すこしでもあるなら良いな?とか考えながら訊いてみた、

「もし御曹司クンと結婚したとして、結婚後も幼馴染クンのこと忘れられなくて男と浮気したら赦せる?」

こんな仮定は不幸だろう、でも有得る。
だって忘れられるなら今あんなに自棄をおこしていない、そんな根拠を訊かれた、

「ね、御曹司サンが結婚後も男と浮気するとかって何で思うの?」
「実際に今、男に片っ端から迫ってるカンジだろ?元カレを忘れるには新しい彼氏がほしいってカンジでさ、笑」

恋を忘れるには新しい恋、

なんて言葉があるけれど御曹司クンの場合=元カレには今カレ、元カノには今カノが欲しい。
いわゆる異性愛者より2倍の欲張りでいる、そんな状況に花サンが尋ねた、

「ね、もしかして昨日なんか御曹司サンに迫られたとか?」

ホント鋭いね、笑
こんな質問から可笑しくて笑って応えた、

「なんにもしないから一緒に寝かせてって言われたよ、改札も一緒に通られた、笑」

これを言ったらどんな反応されるんだろう?
その推定に花サンの目が大きくなって、で、訊かれた、

「あーもしかして今日って朝一緒だったとか?」
「そんなヘマはしない、ちゃんと無事帰宅したよ?笑」

笑って即答して、そしたら花サンは言った、

「ねえ、彼はちゃんと無事に帰宅したのかな?」

寂しそうなブログトーナメント

相変わらず眠いので短めですけどUPしました、
Aesculapius「Dryad5」+第80話「端月5」加筆まだします、
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取り急ぎ、



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