よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

【続・まだまだ足りない英字新聞!お願いします!】四か月とちょっとぶりに、南三陸へ。

2011年08月27日 | 復興プロジェクト

復興プロジェクトを始めて関わってきた人たちが南三陸へ戻った。
これから活動も第二ステージに移る。
私も、テレビなどのメディアでは時間の経過を見てきた。
が、皆が戻ったことで「見ておかなくちゃ」と南三陸へ。

今回は山の手メンバーに加え、HP作成してくれるKさんも同行。

撮ってきた写真をずらずらと。






ウチのの方から南三陸へ行くと、山を抜けて沿岸へ向かうことになる。
町に入る段では「おお、だいぶ片付いてる。進んでるのかな」と思ったが、
進むにつれ、前回、東京から来たやっさんと見た時と、ほぼ変わらない。。。

瓦礫は確かにまとめられ、キレイにはなってきたけど、パッと見た印象はやっぱりあの時と「変わらない」。

でも、広~い土地のあちこちで、ボランティアの方々が片付けをしていた。
確実に前進してはいるのか。。




とある場所で車を停めると、キレイな花が一輪。バラ科らしく、一輪だけど逞しく育っていた。



人生で初めて見る「仮設住居」。
元南三陸タイムスOさんが住む場所。


高台にあるカフェはメニュー全てが無料。



Oさん宅におじゃま。
曰く、仮設の案内表示がこのとおり番号のみ。
もちろん個人情報は大事だけれど、単純に「どこにダレがいるのか」がわかりにくい。
仮設だからどの部屋もおんなじ作りで、高齢者も多いから、たまに1列違う部屋のおじいさんが間違って他人の家で
テレビを見ていた。
なんてことも、ちょくちょくあるという。
回りに店もなく、表札をつくるくらいしか「個性」がないのが現状。



ちょっと前、ロバート・キャンベルさんがお話されていた。
経験を共有することが、前に進む力の一助になる。そんなトリセツ!?か。



布小物を作ってくれている中心人物 Oさん宅へ。
ちょうどお昼時におじゃましたら「そうめん茹でっから食べてって!」と歓迎され、
持参したおにぎりとで満腹でまったり。



合間にはHP用の写真撮影もさせていただく。
HPの一番の目的。
それは、復興プロジェクトにあたり、布、そして新聞をホントに沢山の方々が送ってくれています。
その方々へのお返しとして「形」にする事が必要だというのが第一。



Oさんに、震災前まで住んでいた住居跡に案内される。
何も起こってなければ、本当に窓一面に海が広がる好立地。
今は何にもなくなった。







途中。歌津地区の中心街であったところ。
え!?ここが中心街だった?と聞き返してしまったほど、何にもなくなっちゃった。

悲しい目印だけれど、波が襲ってきて塩害で枯れた部分がクッキリと色分けされている山々。



最後の訪問地が、新聞バックの中心部隊がいる仮設へ。
エース・サオリちゃんもシッカリ撮影。
お母ちゃん方も4ヶ月ぶりに家事に追われて大変そう。
男衆はがれき撤去の仕事に行き、まだ店も食堂も無いので三食準備することを考えると
あっという間に一日が終わってしまうらしい。
そんな中でも新聞バックを作ろうというキモチがあって、少しほっとする。



当面のバック製作所として、仮設の近くのサオリちゃんの親戚宅へ新聞他の道具を運び込む。
案内してくれたその作業小屋がとても素晴らしかった。
海の仕事をしていて、今回の震災で亡くなられてしまった。
が、細かいものがキチンと整理整頓された部屋で、モノを無駄にしない。あるものを工夫して使う、活かす。
という使い手が見えるような素敵な仕事部屋だった。
サオリちゃんの器用さも繋がるのかもしれない。

周りにあるものを工夫した、私が一番気に入ったあるモノがあったけど、それはヒミツ。。。




同じ県内で、今日行った歌津は初めて訪れました。
今回の事が起こったからではなく、それがキッカケで出来た人の縁のおかげです。ありがたいです。

私らが始めた復興プロジェクト。
そこに惹かれた海の手たちが加わり、四か月経ちました。
場所も離れ離れになり、これまでとは違った第二ステージの始まりです。

山の手は、ほぼ手弁当でこれまで活動してきました。
みなで、何度出資したかワカナライ

でもそれでは続かない。そもそも私らもボランティアする余裕がないんだもの。

ホントに苦しいなか、時間のない中ここまで一緒にやって来ました。
だからこそ、素敵な縁が育っています。
と、同時に経済復興に向けたアイデアや商品が見えてきているのも確かな手応えです。

まだまだ山の手がひっぱならいといけないけれど、
海の手の人たちも本気になって来ています。

経済復興!

それを第一に、もうひと踏ん張りしようと思います。
そして、活動が続けれているのは、小さな声を受け取って
布、新聞を中心に届く全国からの支援の声のおかげです。
本当に感謝致します。
やっと、もう少しで情報発信のベースHPが出来ます。
関わっているデザイナーも奮闘中ですのでもう少しお待ちください!



英字新聞。
遠近問わず、集まってきております。
ありがとうございます。
英字の他、フランス、ベルギー、イギリスのまで。
折るのが楽しみだねぇ~と話してました。
が、絶対量が足りません!まだまだ。

日本の新聞に比べると、外国のモノは紙が薄いので枚数を使わねばならず、
また、ページ数が少ないので…。


もし何らかの入手方法があればご連絡をお願いいたします。
tougrashi3@goo.jpまで。