よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

松井美緒さんと新聞ばっぐ@南三陸

2016年11月06日 | 復興プロジェクト

海山プロジェクトで久しぶりに南三陸へ行きました。

志津川まで開通した三陸道も初めて通ってみました。



道路周辺の紅葉が綺麗でした。松の山も手入れが入って将来走るのが楽しそうな道路。




ちょっと早めに入り、名物「キラキラ丼・冬」も堪能。美味しゅうございました。

その後親父が菊を教わった小野寺さん夫妻が仮設を出て家を新築したのでご挨拶。






2週間ほど前だったか、海の手山の手ネットワーク代表曽木さんから、

「楽天の松井稼頭央選手の奥さんが新聞ばっぐに興味あるんだって!こっち来るって!」

と聞いて、本日を迎えました。モデルの松井美緒さん。

それは滅多にない機会だとハッスルして参戦を決めました。

新聞ばっぐを習いたいということで講師は南三陸のケイコさん。海の仕事をしながら新聞ばっぐも一番こなして来た仕事人です。

こちらにもすっかりご無沙汰だったので楽しみでした。

おばあちゃんもお元気そうで、にっこり迎えていただきました。






それでもって松井さん。

ここに来る前に いしのまき復興マラソン 10キロ走ってきたのに元気に到着。

モデルだけあってとても美しゅうございましたが、なによりとても気さくな方で、

スタッフの方々含めてとても雰囲気良かった!ので堅苦しくなく楽しい時間を過ごせました。

もともとモノづくりがお好きなようで、初めてでもしっかりした出来、上手でした。

に加えていろいろ、こうやったら楽しいんじゃないか! こういう風に使ってみたい!

とアイデアもポンポン出てくる出てくる。


こういう方々との繋がりが、震災でなんかやらないと!と始まった小さなプロフジェクトを支えてきました。

「ものを作るっていうことの大事さを感じる、という意味で私たちは最前線にいる と感じる」

と曽木さん常々言ってますが、震災が来て、一番自然に近いところにいる自分たちでさえなんともいえない

気持ちになりました。

そういう中で、身近な新聞を使って作るばっぐが拡がるというのは、興味を持った人ひとりひとりのチカラ以外のなにものでもないと感じます。


今日も、忘れないように、とスタッフの方が最後に携帯ムービーでけい子さんがばっぐ1つ折る姿をおさめました。

ついつい見入ってしまいました。

これまで何千も折ってきた姿ですが、スペシャルテクニックがあるんじゃなくって、

あたりまえにきっちり折る、測る、という工程が恐ろしく丁寧でかつ速い。

そこには経済とか以上にこういうのが好きじゃないと向き合えないと思うし、

観ている方はついつい惹かれてしまうんです。


改めて面白いと思いました。


松井さんに新聞ばっぐを知ったキッカケをお聞きしたら、

うちの卸先でもある松島のM pantryで手にして気にいってくださり、自分でも作りたいし、魅力を拡げたい!

と感じて下さったとのこと。

M pantryも店主鈴木さんが震災後に被災した故郷松島をなんとかしたいと脱サラして立ち上げたお店で、

うちに来てくれて、商品扱って頂けるようになり、新聞ばっぐの話にも興味持って頂いてお店でも色んな企画で発信頂いています。


小さな繋がりから、拡がるものです。感動。



最後に記念の一枚。




楽しい一日でした。

今日の模様はSTORYI1月号(12/1発売)に載るそうです!