出発前夜まで、ぎりぎり24話のドラマ、スペシャルドラマ「遺言」まで見倒してふらのに行きました。
まったく見てないことは無かったけれど、改めて。
一番に思ったことは「このドラマは古くない」「むしろ、今こそみんな見て欲しい」と思ったこと。
そしてなにより、自分がよっちゃん農場をやってまでやりたい生き方そのものが描かれていました。
価値観がぴったんこ。
もちろんドラマのファン、田中邦衛のファンになったのはいうまでもないけれど、
それ以上にそんな世界観を感じたいと強く思って出発。
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そして五郎になりました(笑)
石の家が見えた時は、カミさんと二人叫んで走りました(笑)
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思い起こせば、ドラマを見ているうちに昔の自分が純にダブり、親父が五郎にダブってきました。
純の住む東京に五郎がやってきたシーンに、自分が上京すぐ事故で入院した時、東京なんて知らない親父がひとり、
突然やって来た時は痛みも忘れて「どうやってきたの?」と聞いたことを思い出しました。
うれしかったことを思い出します。
ドロのついた一万円にも号泣しました。
自分もお金がなかったので、高校出て上京する時は新聞奨学生で行きました。
学費の他にお小遣いも少しもらえる制度でしたが、当時はやっぱり都会が楽しかった(笑)
思わず使っちゃったし。なくなって苦しいという思い出が多い(笑)
当時はうちも苦しかった。そんな中でいつも少しでもと、野菜やなんかと一緒によくお金を荷物にいれてくれてた。
ありがたかったな~・・。
あとは、、、書けない・・・・、いろいろあったけど(笑)。
やがてスペシャルドラマに進むと自分と五郎がカブってきた。
自分もよっちゃん農場を始める時、このブログの自己紹介にも書いてあるけれど「百姓になりたい」と痛烈に思ったし思ってる。
農家のおんちゃん、は何でもやる、出来る。それが格好良かった。
でもそれは出来るからやってるわけじゃなくって、やらざるを得ないからやってる事のほうが多いはずだ。
そして 身についていく ということだ。と今だからわかる。
実際、今の時代にうちの規模で農家一本でメシを食うというのは非常識だったし、
その道を選ぶことはまず第一に、親不孝だ。
それでも振り返ると、今に至るまでやらなくてもよいことをやらざるをえなかったから、食べれるようになれた。
そして、普通の人には経験出来なかったことも知ることが出来たし、身についた。
そういう必要な事をいろいろ経験出来て、ようやく今後の道が見えてきていたところでこんな機会を得た、
という自分的には怖いぐらいのめぐり合わせ、タイミング。
ふらのに戻って、最初、五郎はその日を生きていた。その日をなんとかしよう、の連続だった。
けど、最後、拾ってきた家 を建て始める時、もはやその道のプロ。
生き方や価値観が定まって、なんともいいようのない魅力があった。
今回ドラマのロケ地という気持ちもあったけれど、それ以上にやっぱり五郎の見方や考え方を想像したし、
倉本さんを想像した。
もう、現場はすごかった。すばらしかった。
その世界観たるや五郎は凄い!美術さん凄い!の連続。
誰かと比べるのはもーいいじゃないか。
違うからこそオモシロイじゃないか。
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これは家宝です。
帽子にサインを頂けるなんて前代未聞らしいです。
五郎の帽子、五郎の土方ジャンパー、五郎の軍手は即買しました。
あえて、夏服はガマンしました(笑)
違う地だからこそ謙虚に感じ、学べることがある、
そんなふらのに、また行くために。。。